オリオングループの社会貢献 2021年活動レポート

オリオンのCSR活動
Orion CSR Report 2021

オリオングループのCSR活動「ともに、生きる。」

 オリオンビールは、2022年で創業65周年を迎えます。創業以来、沖縄への恩返しを胸に、社員一丸となってさまざまな社会貢献活動(CSR活動)を展開しています。CSR活動の柱として、「首里城再建支援」「子どもの教育支援」「技術革新を通じた社会貢献」「美ら海をはじめとする沖縄の環境保全」の4つを掲げ、SDGs(持続可能な開発目標)の達成と沖縄の皆さまへの貢献に努めていきます。

CSR活動共に生きる
もっと技術革新を、ずっと。
Orion CSR Report 2021

世界の飢餓・貧困に立ち向かえ!陸上養殖「琉大ミーバイ」プロジェクト

 オリオンビールが琉球大学等と協働して研究を進める沖縄の高級魚「ミーバイ」の「閉鎖循環型の陸上養殖技術」の実現を目指す「農水一体型サステイナブル陸上養殖プロジェクト(琉大ミーバイPJ)」。

 世界の飢餓・貧困撲滅を目指すこの産官学連携プロジェクトが、22年2月、JST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)本格型(最長10年間、年3.2億円助成)」に採択されました。

オリオンビールは、今後も「廃棄食料の資源化」の研究の一環でビール粕を養殖ミーバイの餌として提供を継続し、また、「ホテルオリオンモトブリゾート&スパ」は、同研究の社会実装として琉大ミーバイを活用したレシピを22年4月に販売する予定です。

 オリオングループは、今後も本プロジェクトの研究推進と社会実装の両軸を担い、世界の飢餓・貧困問題の解決に向けて琉球大学やパートナー企業の皆さまとともに歩み続けます。

琉大ミーバイプロジェクト
もっと技術革新を、ずっと。
Orion CSR Report 2021

沖縄への貢献の証「地域食品産業貢献賞」受賞

 伊江島産の完全循環型大麦を使用した「オリオン ザ・ドラフト 初仕込み」や南城市産の循環型大麦を使用した「麦職人」など、沖縄の農業の可能性を広げた製品開発だけにとどまらず、沖縄における適正飲酒文化の浸透に貢献した点が高く評価され、日本食糧新聞社主宰の「地域食品産業貢献賞」を受賞しました。

これからも沖縄の恵みを最大限に生かした、オリオンビールにしかできない商品づくりに努め、沖縄の明るい未来に貢献していきます。

地域食品産業貢献賞
もっと美ら海を、ずっと。
Orion CSR Report 2021

地域とつながり、笑顔になるビーチクリーン活動

 2020年7月にスタートしたビーチクリーンプロジェクト「プロジェクトMANATII×オリオンビール」。オリオングループの有志社員と家族など毎回80名以上が参加し、沖縄県内11か所のビーチに放置されているゴミを収集しています。

“パートナー”と呼ばれる地域の人々と共にビーチクリーン活動を行うことで、観光ガイドには載っていないその土地の魅力に出会い、また、地域が抱えている環境問題など「自分ごと」として考えるきっかけにもつながっています。

ビーチクリーン活動
もっと美ら海を、ずっと。
Orion CSR Report 2021

ひまわり&ベチバーを植えて赤土から美ら海を守る

 沖縄県では、雨や台風によって赤土が海に流出し、自然環境や水産業に悪影響を及ぼしています。土が流出することは、農産業にも痛手です。そこで、農作物を植えない時期にひまわりやベチバーの種を植え、赤土流出を防止する活動をしています。

この活動を広く県民の皆さまに知っていただくため、2021年5月に「オリオンサザンスター超スッキリの青 赤土流出防止デザイン缶」を発売。売上の一部を活動に役立てています。

ひまわりで赤土対策
もっと教育を、ずっと。
Orion CSR Report 2021

オリオンビールの社会貢献「お年玉寄付」で教育支援

 1984年から継続して実施している「お年玉寄付」は、2022年で通算38回目を迎えました。沖縄県社会福祉協議会のご協力をいただき、児童養護施設や母子生活支援施設、障碍児入居施設など、県内405か所・5020名の子どもたちへお年玉を届けました。

贈呈式では、「第64回沖縄県社会福祉大会」県知事より感謝状を授与いただきました。この名誉に恥じないよう、今後も積極的に地域貢献の取り組みを継続していきます。

お年玉寄付
もっと教育を、ずっと。
Orion CSR Report 2021

子どもたちの未来を育むキャリア形成プログラム

 教育支援の一環で、子どものキャリア形成支援プログラム「Mobile Catch Your Dream」にボランティア参加。オリオングループの有志メンバーが体験談を交えながら、東江中学校3年生と一緒に中学卒業後の将来像を描くお手伝いをしました。

また、「Out of KidZania in おきなわ」に出展した「ホテルオリオン モトブ リゾート&スパ」のスタッフやオリオン広報の一員として就業体験にも参加。東江中学校3年生の皆さんと一緒にイベントを大いに盛り上げました。

キャリア形成プログラム
もっと教育を、ずっと。
Orion CSR Report 2021

沖縄シングルマザーの活躍推進基盤構築事業

 オリオンビール奨学財団は、(一財)日本民間公益活動連携機構(JANPIA)の2020年度通常枠公募の休眠預金等活用法に基づく資金分配団体として認定を受け、21年3月、「沖縄シングルマザーの活躍推進基盤構築事業」を推進する4団体(50音順)を採択しました。

今後3年間、当財団を軸として「安心安全なコミュニティー醸成の支援」「キャリア支援」「企業との連携」等のシングルマザー支援を展開し、沖縄の最も深刻な地域課題である「子どもの貧困」対策を推進してまいります。

沖縄シングルマザーの活躍推進基盤構築事業について

シングルマザー支援活動
もっと首里城を、ずっと。
Orion CSR Report 2021

首里の未来に向けた3つの支援

 2019年10月31日に首里城が焼失して以来、オリオングループではその復興に向け、「イヌマキ植樹・育樹」「うむいの燈」「首里まちづくり基金との協働」という3つの支援に取り組んでおります。今期から始まった新たな取組として、首里城を取り巻く「首里地域」の課題解決に向け、「41(首里)ビール」を発売し、その売上の一部を「首里まちづくり基金」に寄付させていただきました。

この基金は首里の未来を担う地域の子ども達も参画するもので、オリオングループは、首里を想うあらゆる世代と連携して、首里城とその周辺地域への貢献に努めてまいります。

首里城支援
ORIONWAY
Orion CSR Report 2021

ORION WAY – あらゆるステークホルダーの笑顔のために

 オリオングループ全体が目指すべき指針として2020年に完成したORION WAY。社会・顧客・社員・株主といったステークホルダーに対して「取るべき行動規範」を明確に定めたものです。

今期は、その規範をどう具体的なアクションにつなげていくのか、その方法や心構えをシェアするワークショップをグループ横断で開催しました。これまでに行った「ORION WAY」を披露して互いを称え合うことで、自分の行動に自信を持つ。

オリオングループに係るあらゆるステークホルダーの皆さまの笑顔につなげるため、日々ORION WAYの実践に努めてまいります。

ORION WAY