次の「WATTA」は「イチゴ」と聞いて、「沖縄でイチゴ!?」と思った人も多いかもしれません。そうなんです。今度のWATTAコラボは沖縄本島中部の読谷村(よみたんそん)生産されている「読谷村いちごBerry Moon」。今回は、この「WATTA いちごスパークリング」の開発の裏側をご紹介します。
「読谷村いちごBerry Moon」との出合い
「WATTA」とのコラボでこの「読谷村いちごBerry Moon」に目を付けたのが、オリオンビール株式会社R&D部 RTD商品開発課で主任を務める照屋紋乃(てるや・あやの)さん。
「沖縄でイチゴが採れるイメージはあまり無いかもしれませんが、ここ数年、栽培技術が上がったこともあり、産地も増えて生産量は増加傾向にあります。春にはイチゴ狩りが大人気で、なかなか予約が取れないほどです。沖縄の新しいフルーツとして注目されているイチゴを、いつか『WATTA』で使ってみたいと考えていました」
そして、2019年の11月頃に具体的に検討を開始。「栽培を始めて3年目とのことで、まだ知名度が高い産地ではないのですが、イチゴの生産が難しい沖縄県で周年栽培にチャレンジされている姿勢や、農業を起点に読谷村の産業に貢献したいという目的が素晴らしく、WATTAで共に盛り上げたいと思いました」と、地域貢献というキーワードが大きな要因となり、決定に至りました。
「華やかな香りと爽やかな酸味」をどう出すか?
それから、原料となるいちごの確保、加工、味の決定まで約9カ月。試行錯誤の連続でした。「Berry Moonの特徴である『華やかな香りと爽やかな酸味』を再現することを目指して味を作り込みました。イチゴを食べているかのような果実感を感じられるよう、さまざまな工夫をしています」と、細かい点までこだわりが行き渡っています。
隠し味は「スパークリングワイン」風味!
その上で、「『WATTA』らしい『ほどよい甘さですっきり飲みやすいバランス』を最も重視しました。イチゴフレーバーのチューハイは一般的に甘い商品が多いですが、隠し味としてスパークリングワインの風味をブレンドすることで、華やかで飲みやすい味わいになっています」と納得の味にたどり着き、2020年12月、ついに「WATTA いちごスパークリング」の発売に至ります。
最後の最後まで『Berry Moon』らしさにこだわった
照屋さんに一番苦労した点を聞くと、「イチゴエキスの加工が最も苦労しました。読谷村で収穫したイチゴを県外の加工メーカーに送り、テスト加工を繰り返して『Berry Moon』らしさを最大限に引き出せるエキスになるまで、かなりの時間を要しました」と、苦しくも充実していた日々を振り返ってくれました。
「読谷村産イチゴ『Berry Moon』の味わいを存分に楽しめる仕上がりになっていますので、パーティーシーズンのお供にぜひお召し上がりください」とおすすめコメントも。
発売後は間もなくクリスマスシーズン。見るからにおいしそうなみずみずしいイチゴがプリントされた「WATTA いちごスパークリング」で、2020年を締めくくり、2021年を笑顔で迎えましょう!