沖縄そばと双璧を成す沖縄のソウルフードといえば「タコライス」!
食堂やレストラン、おしゃれなカフェなどさまざまな場所で提供されていて、地元住人だけでなく観光客にも人気のメニューの一つです。
でも、「タコライス」ってそもそも発祥は? 名前の語源は? 実はあまり知られていないタコライスについて、レシピなどを交えながらその歴史を深掘りします。
タコライスはれっきとした沖縄料理
「タコス」+「ライス」で「タコライス」…味付けしたひき肉(タコミート)とレタス、トマトやチーズなどメキシコ料理のタコスの具材をご飯にのせたファストフード。メキシコ発祥と思われがちですが、その発祥は沖縄県の金武町(きんちょう)です!
1980年代、米軍の兵士を相手に商売をしていた金武町にある飲食店の店主が、「米兵たちが安価でお腹一杯食べられるように」と当時沖縄に持ち込まれていたタコスをアレンジして誕生したオリジナル料理といわれています(諸説あり)。
タコライス誕生後、近隣の飲食店でも提供され金武町の名物料理となったそうです。現在では、金武町にある「キングタコス(King Tacos)」や「ゲートワン(GATE1)」などの老舗店をはじめ、タコライス専門店の「ルーラーズ タコライス(RuLer’s TACORiCE)」や、沖縄で一番最初に誕生したタコス専門店「チャーリー多幸寿」でもタコライスがラインナップされているなど県内各地で楽しむことができます。
発祥の地・金武町では巨大タコライスがギネスに認定!
金武町では2010年、タコライス発祥の地として世界に発信しようとジャンボタコライス作りに挑戦。総重量746kgにも及んだタコライスは、見事ギネスブックに世界一大きなタコライスとして認定されました。キャンプ・ハンセンのフェンスには当時の原寸大のタコライスを模した横断幕が飾られています。
おうちで手軽に本格タコライス!
現在は、具材やタコミート、ソースの味付けなどに個性を出したタコライスを提供する店も増えてきました。さらには、タコミートのレトルトパックなどがスーパーマーケットで購入することもでき、自宅でも気軽に楽しめるようになっています。また、弁当店やファミリーレストランなどでも提供されているほど、沖縄県民にとっては大人から子供まで、万人に愛されるメニューの一つです。
過去のオリオンストーリーでは、大人なスパイシータコライスのレシピを紹介していますので、ぜひトライしてみてください。
紹介記事:スパイシーな大人味はいかが?『タコライス』のレシピはこちら
あの全国チェーン店でも沖縄店舗限定でタコライスが味わえる!
全国展開しているファストフード店やコンビニエンスストアでも、沖縄限定でタコライスを提供している店がいくつもあります。ここでいくつか紹介するので沖縄に旅行で訪れた際には足を運んでみてはいかがでしょうか。
𠮷野家
𠮷野家では2種類のタコライスがあり、𠮷野家の牛肉を使用した「ビフタコ」などもあります。
ローソン
ローソンでは店内キッチンで弁当、サンドイッチを製造しているまちかど厨房展開店にてタコライスを販売。
ファミリーマート
ファミリーマートで発売中のタコライスはリニューアルされ、肉感がアップされました。
いかがでしたか?タコスにライスを混ぜ合わせて誕生したタコライスは沖縄のチャンプルー(混ぜ合わせ)文化の賜物なのかもしれません。沖縄の文化と歴史に思いを馳せながら、改めてタコライスを楽しんでみてください。
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