「金城町の石畳・金城町の大アカギ」首里城周辺のおさんぽ後編【世界遺産めぐり】

今回は、「ガイドと歩く 那覇まちま〜い」の人気コースの1つ「世界遺産 玉陵(たまうどぅん)と『金城町石畳』めぐり」の後編を紹介します。後編も、玉陵坂〜仲之川〜金城大樋川〜金城村屋〜内金城嶽〜金城町の大アカギと見所いっぱいです。

玉陵を出たあと、玉陵坂(たまうどぅんびら)と呼ばれる坂を下っていきますが、その途中に、玉陵ができる前に尚円王の墓があった場所と言われる「見上森(ミャーギムイ)」があります(見上森についてはおおよその場所しか分かっていません)。

見上森(ミャーギムイ)

ふと後ろを振り返ると、地元の猫ちゃんがお昼寝。何とものどかです…。

猫ちゃんがお昼寝(ここは入り口に柵があり道路としては使用されていません)

続いては、パワースポットとされる「仲之川(なーかぬかー)」へ。琉球石灰岩の地層とクチャ泥岩の地層の境となっているため水が湧き、首里城内の御用水にもなる重宝な井戸でした。

「仲之川」の入り口。樹木のアーチに趣を感じます
首里城内の御用水に使われていた「仲之川」
「仲之川」上部にある香炉

そして、歩みを進めると、「金城大樋川(かなぐすくうふふぃーじゃー)」に到着します。ここはそのきれいな水質のため和紙作りが行われていて、琉球和紙の発祥地とされています。

「金城大樋川」へ続く石畳道
「金城大樋川」

その隣には、休憩所兼憩いの場「金城村屋(かなぐすくむらやー)」も。ここはイベント等が行われていなければ自由に出入りできますので、ちょっとした休憩にも最適です。

「金城村屋」
風情ある石畳道

先程から歩いているこの石畳道は、沖縄戦の被害を免れた当時のままで、日本の道百選にも選ばれています(雨の日は滑りやすいので要注意!)。もう少しこの石畳道を進んで行くと、「内金城嶽(うちかなぐすくだき)」があります。

表示板に従って石畳道を進みます

この内金城嶽は、旧暦の12月8日に行われる沖縄の年中行事の1つ「むーちー」発祥の地とされるエピソードが残っている場所。男性を祀る「内金城大嶽(うちかなぐすくうふだき)」と女性を祀る「内金城小嶽(うちかなぐすくふだき)」があり、神聖な祈りを捧げる場です。

「内金城小嶽」

その内金城嶽を守るように立つのが「首里金城(きんじょう)の大アカギ」。樹齢200年以上とも言われているこのアカギは、自然界の気(パワー)が感じられ、こちらもパワースポットとして地元の人にも人気のスポットです。

「金城町の大アカギ」

旧暦の6月15日に、このアカギに神が降りてきて、その日に1つだけお願いを打ち明けると叶えてくれるとされる言い伝えが残っています。

「金城町の大アカギ」

このように、首里周辺には、首里城、玉陵などの世界遺産以外にも、琉球王国の雰囲気が感じられる場所、自然を感じられるパワースポットなどが数多く点在しています。「ガイドと歩く 那覇まちま〜い」を利用して、首里界隈を歩いてみませんか。

首里城周辺のおさんぽ前編はこちら

金城町の石畳周辺地図

「ガイドと歩く 那覇まちま〜い」の情報はこちら


オリオンビールの首里城再建支援の取り組み

オリオンビールでは、首里城の一日も早い再建を願い、昨年に続き「ザ・ドラフト 首里城再建支援デザイン缶・びん第2弾」を数量限定で発売します。首里城火災から約1年が経過する中、再建のさらなる気運を高めるべく、オリオンビールでは継続した活動を行っていきます。

1本あたり3円を首里城復興までの期間における、沖縄県民の心に留めるための活動の支援や、チャーギの植樹に活用する予定です。本デザインは第一弾同様、首里城のイラストと首里城の装飾にも使用されている流水紋を紅型風にあしらいました。

オリオングループでは、県民の笑顔につながるための首里城の再建を心より願っております。

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