本格的な夏の到来。日中の沖縄らしい青い海をもちろん、このシーズンはサンセットも楽しみたいもの。特に沖縄本島は南北に長く、夕日を眺められるスポットが多いのも特徴です。
真っ赤に空が染まる日もあれば、マジックアワーで幻想的な色の世界に包まれる日もあり、同じスポットでもさまざまな表情を持っているのも、サンセットの魅力になっています。
そこで今回は、日々、沖縄で取材活動をしているオリオンストーリー編集部のスタッフが、取材時や何気ない日常で出合った沖縄本島&離島の夕日写真と共に、おすすめサンセットスポットをご紹介します。
沖縄本島南部の夕日スポット
まずは那覇空港からのアクセスも良い、沖縄本島南部から。
美々ビーチいとまん(糸満市)
本島南部の糸満市には、「美々(びび)ビーチいとまん」という美しいビーチがあります。体験シュノーケルやカヤックだけでなく、グラスボート、バナナボートなどマリンレジャーが充実。また、食材も提供が可能な手ぶらで楽しめるバーベキューも人気です。
ビーチから少し張り出す形で展望台がありますが、そのシルエットが夕日に映え、美々ビーチならではのサンセットが満喫できます。
「美々ビーチいとまん」
住所:沖縄県糸満市西崎町1-6-15
オリオンECO美らSUNビーチ(豊見城市)
オリオンビールがビーチ名にもなっている「オリオンECO美らSUN(ちゅらさん)ビーチ」も夕日スポットとして有名です。
那覇空港から車で約15分という好立地で、豊崎海浜公園内にあります。特徴は、全長約700mと県内最大級の大きさ! バスケットボールのコートや東家と共にヤシの木が並び、まるで海外のビーチのような雰囲気で、県民や観光客が思い思いのスタイルで時間を過ごしているのが印象的なビーチです。
遮るものがないオリオンECO美らSUNビーチでは、夕日が水平線に沈んでいきます。この夕日を眺めようと、毎日多くの人がこのビーチに集まってきます。
「オリオンECO美らSUNビーチ」
住所:沖縄県豊見城市字豊崎5-1
そして、オリオンECO美らSUNビーチからほど近い、商業施設「豊崎ライフスタイルセンター TOMITON(トミトン)」からも、こんなにきれいな夕焼けが見られるんですよ!
「豊崎ライフスタイルセンター TOMITON」
住所:沖縄県豊見城市豊崎1-411
瀬長島(豊見城市)
沖縄本島と橋でつながりアクセス抜群の瀬長島。それほど大きくないこの島は外周が道路でつながり、ショップが立ち並ぶ「瀬長島ウミカジテラス」や温泉も併設する「琉球温泉瀬長島ホテル」もあり、地元の人や観光客、多くの人が訪れます。
この島の特徴は、何と言っても那覇空港が“海を挟んで隣”なので、飛行機の離着陸が間近に見られる点。「琉球温泉瀬長島ホテル」も多くの航空ファンが宿泊するそうです。
昼の楽しい瀬長島もおすすめですが、夕方から夜にかけても見どころ十分。夕方はサンセットがきれいなのと、夜は空港や飛行機のライトで実は夜景スポットとしても人気を集めています。
「瀬長島」
住所:沖縄県豊見城市瀬長
沖縄本島中部はサンセットポイントの宝庫!
ぎのわんトロピカルビーチ(宜野湾市)
続いては沖縄本島中部。沖縄でのライブやコンサート等も行われる宜野湾市の沖縄コンベンションセンター裏手にある「ぎのわんトロピカルビーチ」です。
半円形の石のゲートを抜けると、白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がります。現在は那覇市にメイン会場を移していますが、数年前までは、沖縄国際映画祭のオープニングやクロージングのセレモニーのメイン会場になっていたので、訪れた人も多いかもしれません。
このビーチもバーベキュー施設やマリンアクティビティーが充実しているので、夏の間は賑わいます。宜野湾周辺もこの「ぎのわんトロピカルビーチ」のほか、夕日スポットが点在していますので、お気に入りを見付けてみてください。
「ぎのわんトロピカルビーチ」
住所:沖縄県宜野湾市真志喜4-2-1
宮城海岸(北谷町)
続いては、言わずと知れたサンセットの名所・北谷町(ちゃたんちょう)です。「北谷公園サンセットビーチ」など、ビーチ名にまで“サンセット”が入るほどですから、その美しさは言葉に現しがたいものがあります。
中でも編集部スタッフのお気に入りは、砂辺エリアにある「宮城海岸」。美浜エリアに隣接するこの界隈は、地元の人にも人気のスポットです。ダイビングやサーフィンが盛んなスポットでもあるため、週末になると多くのダイバーでにぎわい、波がたてば多くのサーファーが集まります。
海岸沿いにはオーシャンビューのおしゃれなカフェやレストランが並び、サンセットタイムには美しい夕陽を眺める人の姿が。この北谷周辺も夕日を見られるスポットが多いので、遊歩道を歩きながら、楽しんでみてください。
「宮城海岸」
住所:沖縄県北谷町字宮城
渡具知ビーチ(読谷村)
続いて、読谷村観光協会が「東シナ海を一望できる絶景ビーチ」として売り出している「渡具知(とぐち)ビーチ」です。
ビーチ沿いには東屋が並び、ここではバーベキューも可能です(要予約)。ビーチのほか、芝生ゾーンもあり、地元の人たちでにぎわっています。
このビーチの特徴は、海の中に見られる大きな岩! サンセットの時間には、赤く染まった空間に岩のシルエットが浮かび上がり、何とも不思議な光景となります。
「渡具知ビーチ」
住所:沖縄県中頭郡読谷村渡具知
読谷村のリゾートエリアから眺める夕日
リゾートホテルが多く点在する読谷村(よみたんそん)では、リゾートホテル「ホテル日航アリビラ」から少し南に移動して来ると、広い芝生が広がるエリアがあります。
ここはビーチではありませんが、この芝生のスペースは過去にヨガのイベントが行われるなど、開放感のあるスポットとして人気。この開放的なスペースから眺めるサンセットも、ビーチとはまた違った時間が過ごせます。
「ホテル日航アリビラ」
住所:沖縄県中頭郡読谷村儀間600
自然が多く残る沖縄本島北部での夕日鑑賞
幸喜ビーチ(名護市)
沖縄自動車道の終点・許田(きょだ)インターチェンジから車で5分ほど南下すると、「幸喜(こうき)ビーチ」というビーチがあります。
夏場は海水浴のほか、バーベキューやキャンプができるエリア(要予約)もあり、ここも県民の夏のスポットとして人気です。
駐車場からビーチに下がっていくと、波打ち際はすぐそこ。ここも夕方になると美しいサンセットが眺められます。国道58号線沿いにあるので、ドライブがてらに立ち寄るのもおすすめです。
「幸喜ビーチ」
住所:沖縄県名護市字幸喜674-1
沖縄の離島で出合ったサンセット
続いては、離島取材で出合った夕日スポットもご紹介します。
粟国島(粟国村)
次は沖縄本島周辺の離島編。那覇市の泊港からフェリーで約2時間の距離にある粟国島(あぐにじま)。粟国島という名前は、かつて粟(あわ)が農産物の中心だったことにちなんでいるといわれ、“アワグニ”が転訛して“アグニ”になったという説が有力です。
周囲約12.8kmのこの島には、3つの集落があり、2021年6月現在、人口は700人弱という規模の島です。
火山岩によって作られた島で、海水の侵食でできた「海食崖」が見られるのが特徴です。この粟国島は圧倒的な星空で地元の人には知られていますが、こうした自然光景とサンセットが織り成す景観も見事です!
「粟国島」
住所:沖縄県粟国村
久米島(久米島町)
飛行機でのアクセスのほか、那覇市の泊港からフェリーでアクセスができる久米島も人気の高い島。クメジマボタルなどこの島だけに生息する固有種が多いのが特徴です。
久米島の絶景サンセットスポットが「シンリ浜」と「アーラ浜」。特にシンリ浜はすぐ沖に環礁があることで、いつも波が穏やかなラグーンを形成しています。
サンセットをゆっくり楽しむには、島での宿泊がおすすめ。ウミガメ館やホタル館などもあり、ファミリーで訪れても1日中楽しめます。
「シンリ浜」
住所:沖縄県久米島町大原
「アーラ浜」
住所:沖縄県久米島町儀間
伊是名島(伊是名村)
本島北部・今帰仁村(なきじんそん)の運天港からフェリーの旅で1時間弱。は周囲16.7kmで、ほぼ円形の伊是名(いぜな)島もおすすめの離島です。
この島の最大の特徴は、伊是名島の人は情け深いという意味を表す「イヒャジューテー」。昔から漁などの収穫物は誰にでも分け隔てなく分け与えた伝統があって、その精神は今でも生きていて、島外からの来訪者にも気軽に声を掛けて食事をふるまったりします。民家の縁側にお茶とお茶菓子のセットが置いてあるのですが、これも、いつでも来訪者をおもてなしするための心掛け。
そんな伊是名島は自然も素晴らしく、“宿泊した人だけの特権”として、美しいサンセットと星空が待っています。
伊是名島のビーチで、まさに幻想的な1枚が撮れました。取材の際にこういう光景に出くわすと、まさに仕事を忘れて癒やされてしまいます…。
「伊是名島」
住所:沖縄県伊是名村
宮古島(宮古島市)
ラストは、青い海で人気の宮古島です。宮古島は本当にどの時間でも美しいビーチや自然が広がるのですが、石のアーチで有名な砂山ビーチのサンセットは特におすすめ。
そのアーチの中に沈みゆく夕日をいれて…など、まさに写真映えする世界が広がります。市街地からも近く、アクセスしやすいので、観光客に人気のスポットです。
「砂山ビーチ」
住所:沖縄県宮古島市平良字荷川取
来間島(宮古島市)
宮古諸島でもう1スポットご紹介します。そこは、おしゃれなカフェも多い来間島(くりまじま)。宮古島から橋でつながっているのでアクセスも良く、周囲は10kmもないので、気軽に島一周を巡ることができます。
特に名前のあるビーチではないですが、夕方になると、島の西側にある砂浜から、ゆっくりサンセットを楽しむことができます。まさに、時間を忘れる非日常の癒やされタイム…。これは、離島の旅の醍醐味と実感させてくれる、そんな時間になること間違いなしです。
「来間島」
住所:宮古島市下地来間
編集部スタッフおすすめの夕日スポット、いかがでしたでしょうか? 沖縄の夏はまだまだ続き、暑さが和らぐ夕方に、ぜひゆっくりとオリオンビール片手に、ドライバーはノンアルコール「オリオン クリアフリー」をお楽しみください。
次の沖縄旅行にいくまでは、沖縄旅行の時に撮影した思い出の一枚や、この記事の夕日の写真を見ながら、ぜひご自宅でもオリオンビールと一緒に沖縄気分をお楽しみください。