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沖縄で正月に食べるお餅が「ナットゥンスー」。ナントゥ、ナントゥンスとも呼ばれ、近年ではスーパーなどで年中手に入るようになりました。
むちむちとした食感のお餅に香辛料のヒハツがピリッと効いていて、一度食べたら忘れられない独特の風味です。那覇市にあった辻遊郭が発祥とされており、遊女たちが手作りのナットゥンスーをなじみの客の家にお歳暮として届けたといわれています。
材料(作りやすい分量)
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・もち粉 100g
・ヒハツ 小さじ1/3
■ざらめ 100g
■水 100cc
・赤みそ 30g
・ピーナッツバター 大さじ1
・生落花生 6~8粒
・サンニン(月桃)の葉 3~6枚程度
作り方
① ■印を鍋に入れ加熱し、ざらめがとけるまで火にかけ、冷ましておく。
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② もち粉とヒハツを混ぜ合わせておく。
■ポイント
ヒハツは粗挽きのものを使うとピリッとした味が楽しめます。量はお好みで調整してください。
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③ ②に赤みそ、ピーナッツバターを入れ合わせ、①を少しずつ加えながらよくこね、耳たぶくらいの硬さにし、サンニンの葉の裏に厚さ1cmほどの長方形に整える。
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④ ③の上に落花生を花形に飾り、約20〜30分程度蒸す。
■ポイント
蒸す時にナットゥンスーに水分が落ちると食感が変わるので、生地に水分が落ちないように蓋にさらし、または、タオルを巻きましょう。
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素朴な見た目ながら、上に飾られた落花生がアクセントになり食べ応えがあるナットゥンスー。普段とひと味違ったお餅を味わいたい人はぜひ作ってみてください。
■今回教えていただいたのは…
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伊是名カエさん
(一般社団法人 トータルウエルネスプロジェクトオキナワ代表理事)
沖縄県那覇市出身。管理栄養士・健康運動指導士。琉球料理伝承人。「健康な人生」をテーマに、料理・運動教室を軸にした(一社)トータルウエルネススタジオを運営。その他、県内の医療機関にて非常勤勤務、マスメディアにて健康情報の発信を行っている。
トータルウエルネスプロジェクトオキナワ公式サイト
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