「パパヤーイリチー」、ネーミングだけを見るとエキゾチックな感じもしますが、昔ながらの沖縄家庭料理です!
イリチーは以前ご紹介した「クーブイリチー」と同じく、材料を油で炒めてだし汁で煮たもの。
だしをたっぷり含んだパパヤーは口に含むと旨みがじんわりと押し寄せてきます。
シャクシャクとした歯応えもクセになるのではないでしょうか。
おつまみにもピッタリでヘルシーですから、ビールと一緒にたっぷりお召し上がりください。
※ 肌の弱い方が青パパイヤの果汁(白い汁)に直接触れると、かゆみやかぶれの症状が出る場合があります。ご注意ください。
材料(3〜4人分)
- 青パパイヤ 小玉1個(350〜400g)
- 豚バラ肉スライス 50g(7〜8mm幅に切る)
- 塩 小さじ1/2
- 鰹だし汁 120cc
- しょうゆ 小さじ1/2
- サラダ油 大さじ1
作り方
① 豚肉に塩ひとつまみ(分量外)をもみ込み、しばらく置く。
② パパイヤの種を取り除いて皮をむき、細切りにする。
水に浸けてアク抜きし(5分程度)、ザルに上げて水気を切る。
③ フライパンにサラダ油を入れて熱し、豚肉を焦がさないように炒める。
肉の色が変わり脂が出てきたら、パパイヤを加えて更に炒める。
④ パパイヤがしんなりしてきたら、だし汁と塩を加えて、汁気がなくなるまで中火で煮詰める。
⑤ 汁気がほとんど無くなったところで鍋肌からしょうゆを加え、混ぜ合わせて完成。
味が薄ければ、塩でととのえる。
ポイント
ここでも大活躍!「シリシリー器」
人参シリシリーのレシピにも登場したシリシリー器は、パパイヤイリチーを作るときにも大活躍!野菜をあっという間に細切りにできます。
「しっとり」がイリチーの美味しさ!じっくり煮る
しっとり食感に仕上げるのがイリチーの一番のポイントです。
だし汁と塩を加えたら中火でじっくり煮詰め、パパイヤに煮汁をたっぷり含ませてください。
【アレンジ】洋風パパヤーイリチー
洋風アレンジにもぜひトライを。
「油で炒める」+「だしで煮る」= 旨みたっぷり炒め煮となれば、それは「イリチー」です!
【材料】
- 青パパイヤ 小玉1個(350〜400g)
- 人参 少々
- ベーコンスライス ハーフサイズ3枚(7〜8mm幅に切る)
- チキンコンソメ 1/2個(スティック1/2包)
- お湯 120cc
- オリーブオイル 大さじ1
- ブラックペッパー お好みの量
【作り方】
- チキンコンソメをお湯で溶き、基本のイリチーと同じように作る。
- ベーコンにもコンソメにも塩分が含まれていますので、塩やしょうゆは仕上げの調整程度にどうぞ。
このレシピを教えてくれたのは…
記事執筆&撮影: 玉城久美子(フードアナリスト/沖縄ライフスタイルアドバイザー)
「沖縄をつなぐ」「地域と人をつなぐ」「人と人をつなぐ」をモットーに、地域のイイモノ・イイコトを食を通じて発信しています。
沖縄料理とオリオンビールで乾杯! 公式通販は全国どこでもお届け。
公式通販では、オリオンビール商品はもちろん、オリジナルグッズや沖縄県産品を全国どこでも購入できます。ご自宅でもオリオンビールをお楽しみください!