ゆし豆腐がどんな料理かと聞かれれば「おぼろ豆腐をお汁でいただくようなもの」と答えています。
食感はゆし豆腐の方がホロホロとして、まさに「汁物」という感じでしょうか。
豆腐自体に塩味が付いているのも沖縄の豆腐ならでは。
本場の作り方とは少し違いますが、簡単にできるよう市販の豆乳で作っていきたいと思います。
材料(2人分)
- 無調整豆乳 400cc(大豆固形分12%以上、豆腐が作れるタイプのもの)
- 本にがり 小さじ1
- 塩 小さじ1/2(できれば天然海塩)
- 鰹だし汁 150〜200cc
- きざみ葱・おろし生姜 お好みの量
作り方
① 冷やした豆乳を鍋に入れ、にがり・塩を加えて軽く混ぜる。
弱火で加熱する。(フツフツとしてくるまでの3〜4分程度)
鍋の中の温度が一定になるよう、途中でやさしく2〜3度混ぜる。
② フツフツ・ポコポコとしてきたら、弱火のまま2分〜2分30秒加熱する。
(トロトロとしてきます)
③ 火を止めて蓋をし、15分蒸らす。
固まっているのを確認し、ゆるいようであれば更に5分蒸らす。
④ 鰹だし汁を静かに加え、ひと煮立ちさせる。
味が薄ければ塩かしょうゆを少し加えて完成。葱・おろし生姜を添える。
ポイント&アレンジ
豆乳は濃いほど良い&冷えたものを!
豆乳の大豆固形分が多いほど豆の味が濃くなり、そしてよく固まります。
ご近所に豆腐屋さんがあれば、そちらで入手してみてください。
また、冷えた豆乳を使う方が良いです。
温度・にがり・塩を均等に!
火にかけたら途中で混ぜることで(手順①)、鍋の中の温度・にがり・塩が均等になり、ムラなく固まります。
泡立たないよう、やさしく混ぜてください。
冷やしてもおいしい!冷製アレンジ
ゆし豆腐は冷やしていただくのもオススメ。
だし汁は少量加えるか、加えずに削り節をトッピングするのも良いです。
このレシピを教えてくれたのは…
記事執筆&撮影: 玉城久美子(フードアナリスト/沖縄ライフスタイルアドバイザー)
「沖縄をつなぐ」「地域と人をつなぐ」「人と人をつなぐ」をモットーに、地域のイイモノ・イイコトを食を通じて発信しています。