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「あおさ」の名称で知られるこの海藻(和名: ヒトエグサ)、沖縄では「アーサ」と呼ばれます。
もずくや海ぶどうに比べれば印象は薄いかもしれませんが、今も昔も日々の暮らしとともにある海藻です。
浅瀬の岩場に生い茂る2〜3月頃、アーサを採りに出掛ける人も多くいます。
定番料理はアーサ汁や天ぷら、そして沖縄そばにトッピングしても美味しいです。
そしてアーサ汁には豆腐がつきもの。島豆腐を使うと、さらに沖縄らしいお椀になりますね。
アーサのやさしい口あたりと磯の香り、お出汁の旨みが、じんわりと体に沁み渡ります。
材料(4人分)
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- 乾燥アーサ(あおさ) 7g
- 鰹だし汁 800cc
- 豆腐 50g(7〜8mm角に切る)
- 塩 小さじ2/3
- しょうゆ 小さじ1/2
- みりん 小さじ1
- 生姜しぼり汁 少々
作り方
- アーサを水に浸し、柔らかくなったら、流水で一度洗い流す。
- ギュッと絞り、しっかり水気を切る。
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- 鍋に分量のだし汁と豆腐を入れて1〜2分煮立てたら、塩・しょうゆ・みりんを加える。
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- アーサと生姜しぼり汁を加え、フツフツと煮立ったら完成。
味が薄ければ、塩を加えて調味する。
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ポイント
濃いめの鰹だし汁を!
濃いめに出汁を引くことで、薄味でも満足感のあるお碗に仕上がるだけでなく、アーサとお出汁の香りが食欲をそそります。
アーサを加えたらサッと仕上げる!
アーサは長く煮ると、色がくすんでしまいます。沸騰する手前で火を止めましょう。
【アレンジ】アーサ汁の味噌仕立て
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お味噌で仕立てるお汁も美味しいです。
いずれの場合もアーサは最後に加え、彩りよく仕上げてください。
このレシピを教えてくれたのは…
記事執筆&撮影: 玉城久美子(フードアナリスト/沖縄ライフスタイルアドバイザー)
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