魔法の常備菜。『アンダンスー』
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PT10M
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沖縄料理
「アンダ: 油」+「ンスー: 味噌」、直訳の通り「油味噌」とも言われる沖縄風の肉味噌は、お酒のアテにもご飯のおともにもなる便利な常備菜です。
幼い頃、「今日はおかずが少なくてご飯が進まないなぁ」「あまり好きじゃないメニューだな」なんていう時に、アンダンスーがあることで何度も救われた思い出があります。(笑)
お酒に合わせるなら、アンダンスーに野菜を添えてどうぞ。
おにぎりの中身にするのも定番。甘めに仕上げる味付けも沖縄風です。
材料(作りやすい分量)
- 豚肉 100g(バラ肉など脂身を含む部位)
- 味噌 80g
- 砂糖 大さじ3
- 刻み生姜 大さじ1(10g程度)
- みりん 大さじ1〜2
- サラダ油 大さじ1
作り方
- 豚肉を水から茹でる。沸騰したら中火にして45分ほど茹でる。
茹で汁が冷めるまでそのまま置いておき、冷めたら肉を細かく切る。
- フライパンに油を引いて熱し、①の肉を焦がさないように炒める。
余分な油が出たら拭き取る。
- 生姜、味噌、砂糖の順に加え、混ぜ合わせながら炒める。
- みりん大さじ1を加えて混ぜながら煮詰め、つやが出て全体がまとまったら完成。
冷めると固まってくるので、「少し水っぽいかな?」というあたりで火を止める。
(味見をして、もっと甘くしたい場合はみりんを適宜加える。)
ポイント
- 豚肉は「下茹でしてから使う」が、琉球料理の基本!
豚肉を下茹でして余分な脂を除いてから使う方法が、基本的な調理法です。
そして、茹で汁が冷めるまでお肉をそのまま浸けておくことで、お肉がしっとり仕上がります。急ぐ場合はお肉を水に浸けてもOKです。
- 適度に脂身のあるお肉を使う!
お肉を炒めた時に溶け出す脂が味噌とからむことで、脂の甘み・うま味が加わります。
- 挽き肉を使って手軽に作る。
挽き肉(70g)を使えば、下茹でせずに手軽に作ることができます。
作り方手順の②からスタートしてください。
【アレンジ】厚揚げの「大葉入りアンダンスー」添え
刻んだ大葉を混ぜるだけのちょい足しアレンジ。
フワッと香る大葉の香りで、箸が止まらなくなります。
大葉の量はお好みで加減してください。
このレシピを教えてくれたのは…
記事執筆&撮影: 玉城久美子(フードアナリスト/沖縄ライフスタイルアドバイザー)
「沖縄をつなぐ」「地域と人をつなぐ」「人と人をつなぐ」をモットーに、地域のイイモノ・イイコトを食を通じて発信しています。
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