旅先のお土産として、ご当地の味として、ついつい買いたくなる“調味料”。ここ沖縄でも地元ならではの素材を生かした魅力的な調味料が数多く作られています。
家庭でも沖縄の味を再現してくれるおすすめの調味料を紹介します。ご自宅用に、沖縄好きのあの人のお土産に、ぜひ沖縄のお土産品店やスーパーマーケットを探してみてください。
沖縄のステーキといえばコレ!「A1ソース(エーワンソース)」
沖縄でステーキ店に行ったことがある人は、必ずと言っていいほど目にしているのではないでしょうか。
イギリスが原産の「A1ソース」は、野菜や果実、スパイスをモルトビネガーでブレンドした濃厚な味が特徴。キリッとした酸味と程よい甘さが、肉料理の味を引き立てます。ステーキ、ハンバーグ、ローストビーフなどの牛肉料理はもちろん、豚肉、鶏肉料理にもおすすめのソースです。
英語版のウィキペディアによると、「1824年、イギリスのジョージ4世のシェフ、ヘンダーソン・ウィリアム・ブランドが、A1のオリジナルソースを作成しました」とあります。そのため、パッケージのふた付近には、ヘンダーソン・ウィリアム・ブランドの肖像イラストがデザインされています。
また、沖縄県内のローソンでは、かつて、あの「からあげクン」に「からあげクンA1ソース味」が発売されていたほど、県民にとっては定番中の定番です。
「A1ソース」
(輸入代理店:丸政商事株式会社)
八重山の特産「ヒハツ」を使った調味料&オリーブオイル
沖縄そば店のテーブル上に「ヒハツ」「ヒハチ」「ピパーチ」「ヒバーチ」などと書かれた調味料をよく見掛けます。コショウに似た調味料で、スパイス(香辛料)として利用されています。このヒハチは産地として、沖縄県内では八重山地方が有名です。
石垣島に拠点を置く「農事組合法人石垣島海のもの山のもの生産組合」では、このヒハツを使って、調味料「ヒバーチ 20g」として商品化。始めは甘く、やがて舌にピリリと辛い味を感じる、独特のトロピカルなスパイスです。
そして、同社のもう一つの商品「島とうがらしほっとオリーブオイル」は、オリーブオイルに島とうがらしを入れた一品。いつものサラダに、ちょっと辛いアクセントがほしい時、ぜひ“ちょい足し”してみてください。
「ヒバーチ 20g」
「島とうがらしほっとオリーブオイル」
(農事組合法人石垣島海のもの山のもの生産組合)
“沖縄版ハバネロ”!? ピリ辛がクセになる「島ネロ」
そして、もう一つピリ辛の調味料「島ネロ」をピックアップします。島とうがらしを主原料とした、ハバネロと似て、うま味ある辛さから「島ネロ」と名付けられました。島とうがらしをシークヮーサー、泡盛でギュッと凝縮し、うまさを極限まで追求して和食・洋食・中華などさまざまな料理に使える仕上がりに。クセになる味です。
「島ネロ」
(株式会社AWSH)
沖縄ファンなら誰もが知る!?「辺銀食堂の石垣島ラー油」
1999年に石垣島に移住した辺銀(ぺんぎん)夫婦が生みの親となり、2000年に誕生したラー油。もともと妻が、夫の喜ぶ顔が見たいと、島の食材を使ったラー油を手作りしたことが原点だったそうです。
ピパーチなどの石垣島の食材をはじめ、何種類ものスパイスを使ったまろやかなうま味が特徴となっています。
販売当初は、まだ日本でなじみのなかった“具材が入ったラー油”がウケて口コミで広がり、一時は社会現象化して品薄状態に。そんな人気商品にもかかわらず、発売から20年がたった今でも手作業にこだわって作り続けています。
ギョーザのたれや麻婆豆腐などの中華料理はもちろん、豆腐、納豆、卵かけご飯や鍋物、炒め物、スープなどにもおすすめの万能調味料です。
「辺銀食堂の石垣島ラー油」
(株式会社ペンギン食堂)
さまざまな料理に合う「沖縄豚肉みそ」
時をさかのぼって、第2次世界大戦が終わった5年後、アメリカ合衆国に統治されていた1950年に、みそやしょうゆなどの調味料を製造・販売する具志堅味噌醤油合名会社(現在の株式会社赤マルソウ)が首里に誕生。ちなみに、同社を経営していた具志堅宗精が後の1957年にオリオンビールを創業しています。
現在も同社はみそやしょうゆなどの調味料のほか、さまざまな加工品を製造しています。沖縄の定食屋さんで「アンダンスー」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
沖縄の言葉で「アンダ」は「ブタのあぶら」のこと、「ミスー」は「みそ」のことを指し、「アンダンスー」は沖縄料理の一つで、みそをブタの脂肪(ラード)で炒めたものです。赤マルソウではこのアンダンスーを「沖縄豚肉みそ」として商品化しています。
ごはんの上に乗せたり、おにぎりの具にしたり、また、サバのみそ煮、炒め物などの料理に使ったり、チーズと一緒にお酒のつまみにしたり、さらには、ハンバーグのたねに練り込んでコクを出したりなど、使い方も多様です。
「沖縄豚肉みそ」
(赤マルソウ)
健康長寿の村から生まれた「北中城トマトソース」
沖縄本島中部に女性の平均寿命が日本一長いという健康長寿の北中城村(きたなかぐすくそん)があります。そこで育ったリコピン豊富なトマトを使用したのが「北中城トマトソース」。
「北中城トマトソース」では厳選したトマトを使って丁寧に仕上げたオリジナルソース。フルーティーなトマトの風味がうま味となって溶け込み、芳醇な味わいになっています。パスタのほか、魚料理や鶏肉のソテーにかけてもおいしいと評判です。
2018年に「おきなわ島ふ~どグランプリ」で審査員特別賞を受賞した一品。現在、イオンモールライカム内にある「北中城村トラベルマートきたポ」、宜野湾市の「ハッピーモア市場」でも取り扱っています。「トマトジャム」とのお得なセットもありますので、ぜひ味わってみてください。
「北中城トマトソース」
(きたなか荘フーズ)
いつもの料理をピリ辛アレンジ!「島とうがらし入り マヨネーズ 島マヨ」
沖縄にはオリジナルのマヨネーズもあります。「島とうがらし入り マヨネーズ 島マヨ」と命名されたそのマヨネーズは、名前の通り、こちらにも島とうがらしが使われています。
ピリ辛テイストなので、サラダ、揚げ物、サンドイッチなど、いつもの料理をちょっと刺激的にアレンジ。また、おつまみのさきいかやスルメなどに付けると、ついついお酒が進みます。
「島とうがらし入り マヨネーズ 島マヨ」を製造・販売する琉球フロント沖縄は、「島唐辛子入りケチャップ」も発売しています。アメリカ産の有機トマトを使用した、こだわりケチャップで、こちらも島とうがらしのピリ辛がクセになります。空港内の売店で販売中なので、お土産にいかがでしょうか。
「島とうがらし入り マヨネーズ 島マヨ」
「島唐辛子入りケチャップ」
(琉球フロント沖縄)
焼き魚&和え物&サラダにも使える万能「シークヮーサーぽん酢」
沖縄の代表的な食品会社の一つ・沖縄ハム総合食品株式会社から、かんきつ類のシークヮーサーを使ったポン酢「シークヮーサーぽん酢」が発売されています。
料理で重宝するポン酢にシークヮーサーの風味をプラスし、爽やかな後味となるので、鍋や肉料理などさまざまな料理にマッチします。焼き魚、和え物と合わせたり、サラダにかけてドレッシングとしても使えるので、食卓でも重宝されそうですね。
他の調味料としては、沖縄のソウルフードであるタコライスやピザに使える「HOTソース」、そして、ステーキだけでなく、焼き肉、ハンバーグ、ローストビーフ、トンカツなどの揚げ物にも合う「Oh!ステーキソース」などもぜひチェックしてみてください。
「シークヮーサーぽん酢」
「HOTソース」
「Oh!ステーキソース」
(沖縄ハム総合食品株式会社)
ソウルフード・タコライスをお手軽調理!
そして、沖縄のソウルフードの一つ「タコライス」を手軽に作ることができるソース「ひき肉と炒めるタコライスソース」。ひき肉と一緒に炒めるだけで本格的なタコライスができ上がります。
ペースト状のトマトをベースに、沖縄県産の黒糖、シークヮーサー果汁、島とうがらしなどが使われた、まさに沖縄ならではの一品。「ひき肉と炒めるタコライスソース」で、ヘルシーなタコライスを手軽に味わってみましょう。
「ひき肉と炒めるタコライスソース」
(株式会社沖縄物産企業連合)
沖縄の県産食材を使った調味料はもちろん、アメリカ統治下を経験した沖縄ならではの異国情緒あふれる調味料までそろっているので、ぜひご自宅で沖縄の味を楽しんでみてください。
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