「沖縄おでん」寒い冬はもちろん、一年中食されるご当地グルメ

沖縄にもご当地おでんがあること、ご存じでしたか?

12月に入り全国各地から初雪の知らせが届き、沖縄も肌寒い日が続いています。体を芯から温めてくれる鍋物や汁物などが恋しくなる今日この頃、今日は「おでん」で一杯…と街角の赤提灯に立ち寄りたくなり人も多いのでは?

黒はんぺんが入った「静岡おでん」や八丁味噌でじっくり煮込まれた「名古屋おでん」など、地域によって、味付け、具材などさまざまなスタイルがあり「ご当地おでん」がメディアで話題になっていますが、実は沖縄のおでんも他県とは違った特徴があることをご存じでしょうか。今回は「沖縄おでん」のおいしさの秘密やその魅力についてご紹介します。

「沖縄おでん」の注目ポイントはズバリ具材にあり!

おでんの赤提灯は沖縄でもおなじみです

年間を通して温かな気候の沖縄で、冬場に限らず1年中食べられていて、おでんの専門店やおでんが名物の居酒屋も多い「沖縄おでん」。そのルーツは、はっきりしておらず諸説あるようですが、食べられ始めたのは戦後、日本の文化を積極的に取り入れるようになった頃といわれています。

沖縄おでんの大きな特長は、なんといっても具材! 通常のおでんの定番である、大根、こんにゃく、卵なども入っていますが、「鳴き声とひづめ以外は全部食べる」といわれるほど「豚」が人々の生活に密着している沖縄のおでんの主役といえば、ズバリ豚肉です。

ドーンと盛り付けられた「てびち」に驚く観光客の姿も…

中でも「てびち(豚足)」は沖縄おでんの代表格。初めて目にする人はそのビジュアルに少し驚くかもしれませんが、沖縄では飲食店でおでんを注文すると、人の拳ほどある大きさの「てびち」がドーンと大皿に盛られて登場します。

なかなかインパクトのあるビジュアルですが、トロトロになるまで長時間煮込こまれた「てびち」は奥深い味わい。だしを継ぎ足している専門店も多く、一度食べると病みつきになるおいしさです。コラーゲンも豊富で、女性にも人気のおでんだねの一つです。

「沖縄おでん」のだしの決め手はやっぱりかつお節!

他にも沖縄おでんには、「ソーキ(豚のあばら)」や「ソーセージ」など「豚」にまつわる具材が多く使われており、和がらしよりもマスタードで食べることが一般的。「ソーセージ」が入っていたり、マスタードで食べるの習慣は米軍の影響ともいわれています(諸説あり)。だしはかつお節の消費量が全国1位の沖縄だけあって、あっさりとしたかつおだしをベースにしている店や家庭が多いようです。

シャキシャキ野菜を一緒に食べるとおいしさアップ!

だしにくぐらせた葉野菜類は肉との相性もバッチリ!

さらに、居酒屋などの「沖縄おでん」に必ずといっていいほど入っているのが、レタス、チンゲン菜、小松菜、からし菜などの葉野菜類。こちらは煮込み過ぎず、シャキシャキとした食感が程よく残った状態で登場します。

葉野菜類はあっさりとしたやさしい味付けで、ボリュームのある「てびち」や「ソーキ」などとの相性もバッチリ!「沖縄おでん」には欠かせない具材ですので、注文時にはお忘れなく。

コンビニでも本格的な「沖縄おでん」が味わえます

「てびち」はコンビニのおでんの中でも圧倒的な存在感!/画像提供:沖縄ファミリーマート

専門店や居酒屋以外で気軽に「沖縄おでん」を味わいたいならコンビニエンスストアに足を運んでみましょう。沖縄県内のコンビニ各社でも「沖縄おでん」を取り扱っており、他県では珍しい沖縄限定メニューがラインアップされていますので、沖縄を訪れた際には要チェック!

今回は、だしにこだわり、専門店に引けをとらない味わいが自慢の「沖縄おでん」を販売している沖縄ファミリーマートさんの商品本部課長・宮里直樹さんに、おすすめの食べ方や注目ポイントについて話を聞きました(※一部店舗のみでの販売)。

沖縄ファミリーマートさんの「沖縄おでん」は焚き納屋式製法でじっくり時間をかけ乾燥させた静岡・焼津産のかつお節、二段抽出製法で上品なうま味と風味に仕上げた北海道産の真昆布に加え、国産豚から抽出した豚骨エキスを使用した、本格的な味わいのつゆが自慢です。

ビッグサイズの「焼きてびち」は食べ応え満点!/画像提供:沖縄ファミリーマート
長時間煮込まれ軟骨も食べられる「焼き軟骨ソーキ」/画像提供:沖縄ファミリーマート

限定メニューとして「焼きてびち」「焼き軟骨ソーキ」「おでん沖縄そば」の3種類を用意。豚足をとろけるほど柔らかく煮込んだ「焼きてびち」と、大ぶりのソーキをじっくり煮込み軟骨をトロトロに仕上げた「焼き軟骨ソーキ」は、どちらも食欲をそそる香ばしい焼き目がポイントです。

「おでん沖縄そば」に好きな具材をトッピングすれば沖縄そばが完成!/画像提供:沖縄ファミリーマート

さらに、小麦が香る平麺の「おでん沖縄そば」を注文して「焼きてびち」や「焼き軟骨ソーキ」をトッピングすれば、本格的な沖縄そばが完成します。コンビニで手軽に本格的な沖縄そばが味わえるのはうれしいですね。宮里さんによるとこの食べ方は「お酒を飲んだ後の締めにもおすすめ!」とのこと。

冷たい風が骨身に染みる冬に食べても、真夏にエアコンの効いた部屋で食べてもおいしい「沖縄おでん」。次に沖縄を訪れた際にはこの地の歴史と文化が反映された深い味わいの「沖縄おでん」に舌鼓を打ってみませんか。


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