オリオンビールは2020年10月に「オリオングループ ヘルスイニシアチブ〜健康経営宣言〜」を発表。
オリオングループの従業員の健康維持・増進、また、健康に関する意識向上を図って心身共に健やかで安心な生活が送れるようにサポートするために、「健康経営プロジェクトチーム」を発足しました。今回はこちらをご紹介します。
健康経営プロジェクトチームの取り組み
健康経営プロジェクトチームが主軸となり、産業医・保健師・安全衛生委員会と協働しながら、従業員の健康維持・増進を図るさまざまな取り組みを実施しています。
まずは会社の産業医に加えて、より気軽に健康相談ができるように保健師を招きました。1 on 1で面談ができ、その内容が個人的なものでなければ、面談本人了承のもと、社内報でその情報を共有して、社員が自分ごとにできるよう工夫されています。
また、社員が気軽に参加できる外部講師によるセミナーを定期的に開催。これまで「喫煙」「生活習慣病」「適正飲酒」のテーマで3回実施。現在はリモートで参加できるようにオンラインで開催していますが、その動画を録画して、当日参加できなかった人も閲覧できるよう、アーカイブしています。
さらに、社員が定期的に運動をする機会を設けるため、歩数を測れるスマートフォンアプリ「ALKOO」をグループ全社で導入して、部門対抗で歩数を競い合うなど、社員の健康・運動意識の向上に力を入れています。
社員の健康意識にも変化が!
そんな会社の取り組みの延長で、社員の有志が“健康トレーナー”となっておすすめの健康関連のスマートフォンアプリや在宅勤務時のストレッチ、PFC(タンパク質・脂質・炭水化物)のバランスを意識した食事などを社内向けのブログで発信するなど、社員の意識改革の面で少しずつ効果が出始めています。
ちなみに、「健康経営プロジェクトチーム」のトップである、Chief Health Officerで執行役員の矢沼恵一氏は、2019年の9月に沖縄に移住。東京で仕事をしていた時よりも確実にビールを飲む量が増えたそうですが、健康診断の結果はなぜか良化! 沖縄の気候やストレスの軽減が大きな要因になっていそうと自己分析をしておりました。
沖縄県のためにオリオンビールができること
沖縄県は、肝疾患死亡率、飲酒事故は共に全国1位、20歳未満の飲酒(男性)は全国2位、路上寝は年間6,501件と不名誉な記録が並んでいます。
※資料及び出典:沖縄県「健康おきなわ21」、沖縄県「沖縄県のアルコールに関する現状と課題」、沖縄県警「成人の適正飲酒及び未成年者飲酒防止3ヶ条」
そんな状況を軽視せず、オリオンビールは、社内向けの健康施策だけでなく、沖縄のビールメーカーとして、沖縄の飲酒問題の改善、健康長寿県復活のために、さまざまな活動を行っています。
まずは、アルコール度数が9%という商品もあった「WATTA」の販売を終了、そして、公式サイトなどで、適正飲酒啓蒙のメッセージを随時発信するようになりました。
「ZERO LIFE」のパッケージでの訴求
さらに、12月には、「オリオン ZERO LIFE(ゼロライフ)」の期間限定デザインパッケージを発売。「明日にやさしい3%ALC.」というキャッチフレーズと共に、「ひとりでの寛ぎも、友だちとの楽しい時間もゼロライフ。今日をすっきり楽しんで朝は爽やかなお目覚めを。」という文章と、女性を描いた優しいタッチのイラストで、“やさしさ”を表現しています。
今後もオリオングループでは、健康経営宣言に基づき、さまざまな健康維持・増進のための取り組みを推進していきます。