カートに黒糖!? 芝が違う!? 沖縄のゴルフをとことん楽しむ

有名なプロゴルファーを多数輩出している沖縄は、まさに“ゴルフ・アイランド”。観光気分で海を見渡しながらのリゾートゴルフが楽しめるとあって、県外のゴルファーからも人気です。

また、沖縄にはゴルフ場がたくさんありますが、独特のローカルルールがあったり、芝が違ったりと、沖縄ならではの面白さも。今回はそんな沖縄のゴルフについて紹介します。

有名プロ選手を多数輩出！名実共に「ゴルフの島」

沖縄はリゾートゴルフが楽しめる「ゴルフの島」。宮里藍さんや諸見里しのぶさんなど、多くのプロ選手がツアーを盛り上げてきました。最近では、2022年の賞金王に輝いた比嘉一貴選手や、10代でプロとなった比嘉真美子選手も沖縄出身の選手として注目されています。

沖縄には離島を含めると20を超えるチャンピオンコースがあり、練習場も豊富。さらに、ミドルコースやショートコースもたくさんあるので、プロを目指すジュニアの選手にとっても、練習環境が整っているといえるでしょう。

海を見渡しながらプレーできるコースも多く、県外のアマチュアゴルファーからも人気があります。

沖縄のゴルフは11～3月がハイシーズン！

沖縄県は本州と比べると一年中温暖な気候で、冬でも最高気温は20℃前後。最低気温でも15℃前後ほど。そのため、本土ではオフシーズンともいえる冬場でもゴルフが楽しめます。

逆に夏場はかなり暑いのはもちろん、観光のハイシーズンでもあるので、料金も少し上がる傾向にあります。予約状況を鑑み、渡航費や宿泊費なども含めて考えると、夏より冬に沖縄ゴルフを楽しむほうがお得ですね。

沖縄ゴルフのハイシーズンは11～3月といわれています。特に11月はまだまだ気温も暖かく過ごしやすい上に、観光もオフシーズンなので、狙い目ではないでしょうか。

沖縄のゴルフ場は「バミューダ芝」が多い

沖縄ゴルフと沖縄県外のゴルフ場の違いとしてあげられるのが芝の違いです。

本州のゴルフ場では「ベント芝」を採用しているところが多いです。ベント芝は西洋の芝で常緑。葉が柔らかいので芝目が弱く、芝密度が高いことでボールが転がりやすいといった特徴があります。

一方、沖縄のゴルフ場で多く採用されているのが「バミューダ芝」です。バミューダ芝は踏みつけても戻りやすく、すり切れにも強いため、サッカー場などにも利用されています。茎が地表をはって伸びるのでふかふかとした厚みがあり、ピッチマークやボールマークがつきにくいという特徴も。

さらに、グリーンでは強い芝目を生じるので、傾斜と芝目の兼ね合いによってボールが転がる差が大きくなります。そのため、ベント芝に慣れているとバミューダ芝で芝目をよむことが難しく、「沖縄でゴルフをするのは難しい」といわれる由縁にもなっているようです。

18ホールをスループレーするのが基本のスタイル

沖縄のゴルフでもう一つ、県外のゴルファーがビックリするローカルルール的な違いがあります。それは、ハーフが終わった際に休憩を取らないということ。18ホール通してプレーが楽しめます。

沖縄のコースは18ホールスループレイが基本で、一旦コースに入ってしまうと、終了するまでコースを出ることができないのです。そのため、プレー中に熱中症などにならないよう、カートに黒糖や塩が常備されているのも沖縄ならではの光景でしょう。

ゴルフ場はバリエーションもバラエティーも豊富！

沖縄のゴルフ場はバリエーションが豊か。「日本プロゴルフ選手権大会」などのプロゴルフトーナメントが開催されるチャンピオンコースはもちろん、海沿いの自然の地形を生かしたリンクス風のコースや、海や亜熱帯の緑といった絶景を楽しめるコースなどもあり、沖縄ならではの“ゴルフ時間”が過ごせます。

また、バラエティーも豊富で、現役や引退した沖縄出身のプロ選手によるイベントなども数多く開催されています。有名プロゴルファー同士のドリームマッチなど豪華なイベントもありますので、気になる人はチェックしてみてください。

沖縄のおすすめゴルフ場

ここでは、沖縄のおすすめゴルフ場を厳選して紹介します。予約などの詳細は、各公式サイトで確認してください。

PGMゴルフリゾート沖縄

2017年に“世界のAOKI”こと青木功プロ監修で大改造された、沖縄きっての高級チャンピオンコース。日本男子プロゴルフ「HEIWA×PGM CHAMPIONSHIPトーナメント」が開催されています。予約は会員以外のゲストも可能です。

琉球ゴルフ倶楽部

日本女子プロゴルフ（JLPGA）の開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が開催されるゴルフ場。フェアウェーが広々としていて海が眺められる景観も美しく、沖縄のゴルフ場の王道といっても過言ではないでしょう。予約には会員の同伴か紹介が必要です。

沖縄カントリークラブ

沖縄返還より前の1965年にオープンした沖縄県内最古のゴルフ場。距離は短めでハザードがトリッキーなテクニカルコースです。予約は会員以外のゲストも可能です。

オーシャンリンクス宮古島

宮古島を代表する名勝、東平安名崎（ひがしへんなざき）のそばにあるコース。太平洋の絶景を見渡せ、強い海風に吹かれながら、離島ならではの骨太なゴルフが楽しめます。

小浜島カントリークラブ

日本最南端・最西端のゴルフ場で、最南端TEEと最西端TEEで記念撮影ができます。日本で初めて「チャンピオンドワーフ」という芝を採用しているコースでもあります。

今回は沖縄のゴルフについて紹介しました。沖縄では絶景を堪能しながらゴルフができるリゾートコースがあり、観光気分で気軽にプレーが楽しめます。

また、沖縄ならではのルールなどもあり、いつもと違うゴルフが体験できますよ。ぜひ、沖縄ゴルフを体験しに来てくださいね。

参考サイト：石垣島ツアーズ、みんなのゴルフダイジェスト、Golfista、ゴルフラボ

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