本州に比べて年間を通じて気温が高い沖縄ですが、野菜、果物、魚介類、海藻、それぞれに“旬”があります。旬を迎えた食材は縄県内の市場やスーパーマーケットに並び、家庭の献立や飲食店のメニューに追加されます。
今回は2月に食べたい食材や、旬のものを使ったレシピをご紹介します。沖縄旅行中はもちろん、食材が手に入ったら、ぜひご自宅でもオリオンビールと一緒に沖縄の旬のものを味わってみてください。
2月の旬・野菜編
石垣島の貴重な山菜「オオタニワタリ」
オオタニワタリの旬:2月〜6月頃
主に石垣島で生息する「オオタニワタリ」はシダ科の植物で、石垣島を含む八重山地方や台湾では食用として利用されています。使用するのは、葉っぱの先のクルッと丸まった新芽の部分。
この新芽の部分をサッと塩茹でした後、塩、ごま油、お酒と一緒にしょうゆで炒める炒め物のほか、挽肉と一緒に揚げる「挽肉包み揚げ」、衣を付けて天ぷらにしたり、煮物にしたりと、さまざまな形で楽しまれています。
山菜が少ない沖縄では、昔から貴重な野菜として食べられています。
居酒屋でも人気の「島らっきょう」もおいしい時期に
島らっきょうの旬:1月〜7月
強い香りと絶妙な辛味、そして、シャキシャキとした歯応えで人気の島野菜です。早いものだと2月くらいには居酒屋に登場することも。
居酒屋の人気メニューの一つで、塩漬けはかつおぶしをふって、しょうゆをかけるだけでお酒のつまみにぴったりですよね。そのほかに、天ぷらやチャンプルーとして提供されることも多い食材です。
【レシピをチェック!】
無駄なく使えてビールにピッタリ!『らっきょうチャンプルー』
【参考記事】
栄養満点で滋味あふれる沖縄の「島野菜」の魅力
2月の旬・魚介編
近年は“トロ”が人気の「ビンチョウマグロ」
ビンチョウマグロの旬:11月〜4月
日本有数のマグロの漁獲量を誇る沖縄。そのマグロの中でも、2月ビンチョウマグロが食べ頃です。マグロ類の中では比較的小型で、体長は1m前後にもなります。ビンチョウマグロはトンボマグロとも呼ばれ、胸ビレが長いためこの名前が付けられました。
肉質は桜色、味は淡白。食感が鶏肉に似ていることからシーチキンの原料などに使用されることも。最近では、特に脂の乗ったビンナガを「ビントロ」と呼ぶようにもなっていて、多くの人の舌を楽しませています。
2月の旬・果物編
WATTAにもなった沖縄県の「イチゴ」を味わう
イチゴの旬:12月〜5月頃
近年、沖縄でもイチゴが味わえるようになりました。オリオンビールでも缶チューハイ「WATTA」の限定テイストとして、2020年12月に読谷村(よみたんそん)のイチゴ「Berry Moon」を使った「WATTA いちごスパークリング」を限定発売しました。
県内では、他に宜野座村(ぎのざそん)や南部の南城市でも作られています。この時期は“イチゴ狩り”も楽しめたり、県内のリゾートではカフェで“イチゴフェア”が開催されたりと、県内でもイチゴの文字をあちこちで見掛けるようになります。
【参考記事】
「読谷村いちごBerry Moon」生産者インタビュー|沖縄での地産地消イチゴの実現を目指して
「WATTA いちごスパークリング」開発秘話|イチゴを食べているかのような果実感を追求
その他、2月の旬
下記の食材はコチラをチェック
・島にんじん 11月〜3月頃
・フダンソウ(ンスナバー) 12月〜5月頃
・さとうきび 12月〜3月
・田芋(ターンム) 12月〜4月頃
・島大根 12月〜3月頃
・カニステル 1月〜4月頃
・タンカン 1月〜2月頃
・ソデイカ 1月〜5月頃
・アオリイカ 1月〜5月頃
・シャコガイ 1月〜5月頃
・ヤコウガイ 1月〜5月頃
・タカセガイ 1月〜5月頃
・マガキガイ 12月〜4月頃
・アーサ 1月〜4月頃
参考図書:「沖縄食材図鑑」(有限会社楽園計画)、「からだにやさしい おきなわ島やさい」(ボーダーインク)
参考サイト:なはのマグロ