沖縄本島中部・読谷村(よみたんそん)の西側にあり、高さ約30mの断崖絶壁が2kmにわたって続く「残波岬」。青い海に突き出た岬と白い灯台が特長で、旅行などの際に飛行機の中からその風景を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
風が強いと岸壁に荒波がぶつかるダイナミックな光景が見られたり、夕暮れ時には辺り一面がオレンジ色に染まったりと、自然が織り成すさまざまな景色が広がる「残波岬」は、県内屈指の景勝地としても知られています。
また、「残波岬」の周辺一帯は、海岸利用と合わせた自然条件を活用した「残波岬公園」として整備されていて、約1万5000平方メートルの広大な敷地の中に、絶景スポットをはじめ、ビーチ、リゾートホテル、家族向けの公園、運動施設、バーベキュー場、カフェなどが点在しています。今回は、1日中遊ぶことができる観光地として人気の「残波岬」と周辺エリアについて紹介します。
青い海とのコントラストが美しい白亜の大型灯台「残波岬灯台」
地上から頂部まで約31mあり、真っ白の外観が青空に映える「残波岬灯台」は周辺エリアのシンボル。沖縄県内で一番高い灯台で、全国に16カ所しかない「上れる灯台(参観灯台)」の一つです。360度のパノラマビューが広がる展望台からは、天気が良いと粟国島(あぐにじま)、渡名喜島(となきじま)、久米島などが見渡せます。
日本一巨大なシーサーもお出迎え!大人から子供まで楽しめる「残波岬いこいの広場」
残波岬に隣接する「残波岬いこいの広場」にはアメリカンな雰囲気のカフェ、バーベキューハウス、アスレチック、ふれあい動物広場、運動場などが完備されています。
大人から子供まで楽しめる充実の施設ですが、1番の見どころは何といっても日本一の大きさを誇るシーサー「残波大獅子」!
残波岬がある読谷村(よみたんそん)は琉球王朝時代、中国との貿易で栄えたとされています。その国交文化を後世に伝えようと、彫刻家の金城実氏を中心に村内外の約1000名が協力し1985年(昭和60年)に「残波大獅子」が制作されました。高さ8.75m、長さ7.8mと日本一の大きさを誇るシーサーは間近で見ると迫力満点! 撮影スポットとしても人気です。
サラサラの白い砂浜が続く「残波ビーチ」はファミリーにおすすめ!
青い海と白い砂浜が続き、沖縄らしい景観が楽しめる「残波ビーチ」。大きなリーフ(サンゴ礁)の中にあり、比較的波の影響を受けにくいので、ファミリーにおすすめです。赤ちゃん向けの設備や子供向けのマリンメニューも充実しています。
読谷村の英雄をかたどった「泰期像」
「残波岬灯台」の近くには、読谷村宇座(うざ)の出身とされ、琉球王朝時代に初の進貢使として中国に5回渡った「泰期」のモニュメントが設置されています。
大交易時代の幕を明けた「泰期」は今なお「商売の神様」として崇められていて、約180cmある銅像は中国福建省の方向を指さしています。
沖縄を訪れたからには見てほしい「残波の夕日」
沖縄本島で一番最後に夕日が沈むとされる残波岬は、県内有数の夕日スポットとしても知られています。夕暮れ時には周辺がオレンジ色に染まり、徐々に夜のとばりが下りていく風景はとても幻想的! 残波岬のサンセットは沖縄を訪れたからにはぜひ一度体験してほしい瞬間です。
参考サイト:読谷村観光協会公式サイト、読谷村公式サイト、公益社団法人 燈光会
残波岬の夕日をイメージした、オリジナルのビアグラス
オリオンビール公式通販では、読谷村の琉球ガラス工房「RYUKYU GLASS WORKS 海風(うみかぜ)」とのコラボで、残波岬の夕日をモチーフにしたオリジナルのビアグラスで販売しています。制作されたグラスは、ビールを注ぐと青、オレンジ、赤のグラデーションが生まれ、まさに夕日が海に沈むような色合いに。残波岬の美しい夕日に思いを馳せながら、ご自宅での沖縄時間を楽しみにはぴったりのアイテムです。