ビール片手に読書。
本とビール、この2つのアイテムがあるだけで、時間がすごく豊かになると思いませんか。
そこで、自宅で過ごす時間も多くなった今こそ楽しみたい、沖縄本×ビールの過ごし方を、ジュンク堂書店那覇店とオリオンストーリー編集部のコラボ企画でお届けします。沖縄ファンの方にも沖縄県民にも、きっと新しい「沖縄」の発見があるはず!
記念すべき1回目は、2階フロア長の宮里正範さん。宮里さんはビール党で、日頃はオリオンビールを愛飲していただいているそう。そんな宮里さんおすすめの1冊は、「『泡盛カンタービレ!』~バイオリニストの沖縄文化論」!
では、宮里さんのおすすめコメントをご紹介します。
僕は泡盛を飲まない。これは決して嫌いと言うわけではない。単純にビール党である。
この歳になると沖縄に生まれたにもかかわらず、「ここまで泡盛のことを知らないとは」と、飲み会の席で罵られる。もっと泡盛のことを知らねばと泡盛の本を探すと、あるバイオリニストが書いた泡盛の本があった。
沖縄出身の音楽家として楽譜の編集に携わってきた方だが、泡盛が好きすぎて本を出したことに衝撃を受けた。これまで多数の沖縄本が出版されているが、音楽家から紐解く沖縄の本はあまりない。
この本は独自で泡盛のことを調べ、泡盛から見た沖縄の文化・歴史に触れ、沖縄の魅力を発信している。読んでいくうちに、泡盛と沖縄が好きになるような熱い内容だ。
今では音楽とお酒の関係はかなり身近にあるが、本棚を置く酒屋も増え、音楽を聴きながら本を読み、酒を飲む贅沢な時間を作っている。本も音楽と同じように多種多様な「味」を出してくれるに違いない。
ビール党である私が本をおつまみに泡盛を嗜むような大人に憧れをもつが、沖縄の伝統に触れたい思いもあるので泡盛を飲むことになる日は近いのかもしれない。
ジュンク堂書店那覇店・宮里さんのコメント
【本の紹介】
「『泡盛カンタービレ!』~バイオリニストの沖縄文化論」
ボーダーインク刊
長嶺安一著
【解説】
「泡盛は沖縄の宝物であり沖縄最高・最大の文化である。本書で泡盛は沖縄文化を語る為の一つの方法であり、手段である。」(本書「はじめに」より)
長くヴァイオリン演奏家として活躍した著者は、演奏のかたわら泡盛を嗜み、泡盛を収集し、そして本書でその泡盛について語る。東京で音楽を勉強している時に、自分が沖縄について全くと言っていいほど知らないことに愕然とし、沖縄について勉強を始める。以来、探究心は歴史・文化と幅広く、文化論をまとめた1冊。実際に未来への遺産ともいえる古酒づくりに取り組み、泡盛の未来、沖縄の未来を思い描く。
【ジュンク堂書店那覇店】
那覇市の国際通りのほど近く、沖映通り沿いにある県内最大級の書店です。ビルの地下1階から3階まで、ジャンルごとに書籍が並びます。沖縄県内の出版社が出す“沖縄県産本”のコーナーも県内最大級! 沖縄旅行の際に、ぜひ立ち寄ってみてください。
https://honto.jp/store/detail_1570050_14HB320.html
沖縄本と一緒に沖縄のお酒をお楽しみください。
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