沖縄にひと足早く春を告げる、カンヒザクラ(寒緋桜)。2023年桜まつり情報も

濃厚なピンク色が特徴の沖縄の桜「カンヒザクラ」/©OCVB

日本の春の代名詞ともいえる「桜」。ここ沖縄では例年1月頃から花見が行われます。桜が色づき始めると、沿道の風景もぱっと華やいだ雰囲気に。そして、沖縄の“桜前線”は北から徐々に南下していきます。

そんな不思議な沖縄の桜ですが、ソメイヨシノのような淡いピンク色の花が咲き、桜の花びらがヒラヒラ舞う…という感じではなく、そもそも種類が異なっています。

沖縄の桜は、台湾や中国南部が原産のカンヒザクラ(寒緋桜)と呼ばれる種類で、例年1月末から2月頃に開花。ヒカンザクラ(緋寒桜)と呼ばれることもあり、花は直径1.3cmほどの楕円形で、濃いピンク色が特徴です。

北から南まで!沖縄で「桜まつり」を楽しもう

桜の開花に合わせて県内各地で開かれる「桜まつり」。今回は、2023年の沖縄の桜まつり情報を紹介します。新しい年に、ひと足早く春気分を味わってみませんか。

「第45回 もとぶ八重岳桜まつり」(本部町)

もとぶ八重岳桜まつり/©OCVB

沖縄の中でも一番早く開花するのは、沖縄本島で2番目に高い標高453.4mを誇り、北部の本部町(もとぶちょう)と名護市にかけて連なる「八重岳」。この標高差があるため、観桜を長く楽しめるエリアとして県民や観光客に人気のスポットとなっています。

もとぶ八重岳桜まつり

頂上へ続く道沿いに約7,000本のカンヒザクラが植えられ、鮮やかな花景色が広がります。本州の花見のように“ゴザを敷いて”というよりは、ドライブしながら桜を楽しめる沖縄らしい花見イベント。まつり初日の1月21日(土)にはステージイベントが行われます。

「第45回 もとぶ八重岳桜まつり」
期間:2023年1月21日(土)~2月5日(日)
※1月21日(土)、22(日)はステージイベントあり。期間中の土日は出店あり。
会場:八重岳桜の森公園(沖縄県本部町並里921)
電話:0980-47-2700 本部町まつり実行委員会事務局(本部町企画商工観光課)

「第60回 名護さくら祭り」(名護市)

名護さくら祭り

なお、八重岳が連なる名護市には、もう1つ桜の名所があります。それは「さくら名所100選」にも数えられる「名護中央公園」。名護城公園(なんぐすくこうえん)とも呼ばれるこの公園は、約2kmの遊歩道にカンヒザクラが並びます。

名護さくら祭り

眺望も抜群で、エメラルドグリーンに輝く東シナ海と鮮やかなピンク色の花びらとのコントラストが楽しめる他、日没後に広がる夜景は必見。ちなみに、公園の南口近くには、オリオンビール名護工場の見学ができる「オリオンハッピーパーク」もあります(要事前予約)。

「第60回 名護さくら祭り」
期間:2023年1月28 日(土)29日(日)
会場:名護中央公園(沖縄県名護市字名護5511)
※期間中は市街地でのパレード、歩行者天国あり。お祭り広場特設ステージ(さくら公園)名護十字路大通り、名護漁港構内などで催しあり。
電話:0980-53-7555 名護市観光協会

「第16回今帰仁グスク桜まつり」(今帰仁村)

「今帰仁グスク桜まつり」のライトアップ/©OCVB

本島北部の今帰仁村(なきじんそん)にある世界遺産「今帰仁城跡(なきじんぐすくあと)」も桜の名所として人気のスポット。例年1月中旬から2月上旬にかけてカンヒザクラが咲き誇ります。

まつり期間中は、桜と共に城跡内もライトアップ。あでやかな夜桜を眺めながら、琉球王国から脈々と続く悠久の時の流れを感じてみてはいかがでしょうか。

「第16回今帰仁グスク桜まつり」
期間:2023年1月21日(土)~29日(日)
会場:今帰仁城跡(沖縄県今帰仁村今泊5101)
時間:8:00~21:00 ※ライトアップは18:00~21:00、最終入場20:30
料金:大人600円、中高生450円、小学生以下無料
電話:0980-56-1057 今帰仁グスク桜まつり実行委員会            
   0980-56-4400 今帰仁村グスク交流センター(まつり期間中)

「第16回 やえせ桜まつり」(八重瀬町)

やえせ桜まつりの桜

本島南部にある八重瀬町(やえせちょう)。町内の八重瀬城跡にある「八重瀬公園」では、カンヒザクラの開花に合わせて、2023年1月20日(金)から2月5日(日)に「第16回 やえせ桜まつり」が開催されます。

桜はもちろん、町花のマリーゴールドやコスモスなどの花々を楽しめるほか、ライトアップも行われます。

「第16回 やえせ桜まつり」
期間:2023年1月20日(金)~2月5日(日)
※ステージイベントはなし。ライトアップ時間は18:00~20:00
会場:八重瀬公園(沖縄県八重瀬町富盛1607)
電話:098-998-3300(一般社団法人 八重瀬町観光物産協会)

南部イチの桜スポット「与儀公園」にも注目

ガーブ川沿いのカンヒザクラは見事!/©OCVB

南部の桜スポットとして名高い与儀公園でも、見頃の時期になると約400本のカンヒザクラが咲き誇ります。

園内を横切るガーブ川沿いの桜並木が満開になった風景は、まさしくため息が出るような美しさ。華やかな桜を眺めながら園内を散策するのもおすすめです。

今年もできました!県産桜が入った「ザ・ドラフト いちばん桜 」

沖縄県産「寒緋桜の花びら」を使用した季節限定ビール

沖縄の冬の定番「いちばん桜」、今年も登場しました!
沖縄の冬を飾るこの商品は、日本一早い桜祭りで知られる沖縄本島北部本部町八重岳で採取した桜を使用。まるで桜のような「華やかな香り」とこれからの季節にあう「深い味わい」が特長です。今年は、県産の桜の花を過去最大量使用。ますます華やかで上質な香りをお楽しみいただけます。

日本一早い春の訪れを「ザ・ドラフトいちばん桜」とともにお楽しみください。

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