10月に食べたい!沖縄の旬の食材&おいしい食べ方

10月に盛漁期を迎えるトビイカ。漁港での天日干しの光景はこの時期の奥武島(おうじま)の風物詩

本土に比べて年間を通じて気温が高い沖縄ですが、野菜、果物、魚介類、海藻、それぞれに“旬”があります。旬を迎えた食材は沖縄県内の市場やスーパーマーケットに並び、家庭の献立や飲食店のメニューに追加されます。

今回は10月に食べたい食材や、旬のものを使ったメニューを紹介します。沖縄旅行中はもちろん、食材が手に入ったらぜひご自宅でもオリオンビールと一緒に、沖縄の旬のものを味わってください。

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10月の旬・野菜編

琉球王国時代から食べられている「モーウイ」

モーウイの旬:7~10月
豚肉や鶏肉との相性も良く、煮物にするとおいしいモーウイ

沖縄でモーウイと呼ばれているシロウリは、赤毛瓜などともいわれる通り果皮が赤茶色をしていて、細かい網目状の模様があります。沖縄では、琉球王国時代から宮廷料理の食材として使われ、その後一般の家庭でも広く食されるようになっていきました。

果肉は水分が多く淡白な味わい。みそ漬けや黒糖漬けにしたり、甘酢に漬けてシャキシャキした食感を楽しむのもおすすめ。沖縄では「モーウインブシー」にして食べることも。お酒のあてにもピッタリですので、ぜひ作ってみてください。

【モーウインブシーレシピ】
●材料・4人分
モーウイ1㎏くらい、豚の三枚肉60~80g
ダシ、サラダ油適量、塩、しょうゆ少々

●作り方
1 モーウイを縦に2つ切りにして皮と種を取り除き、1cmほどの厚さに切る
2 豚の三枚肉を茹でて、短冊切りにする
3 鍋にサラダ油を敷いて、豚肉→モーウイの順で炒める
4 3に材料が浸かるくらいの水とだし、しょうゆ、塩を加えて煮込む
5 モーウイが柔らかくなったらできあがり

シャキシャキ食感が良い「マコモ」

マコモの旬:9~11月
独特の食感で炒め物にしてもおいしいマコモ

沖縄ではマクムとも呼ばれるマコモは、沼地に群生するイネ科の作物。沖縄でも、石垣島の名蔵(なぐら)などで野生化しています。シャキシャキしたアスパラガスのような食感で淡白な味わいなので、炒め物や煮物に使われることが多いです。沖縄では、豚バラ肉などと一緒に炒めて食べます。こちらもビールのお供にピッタリですよ!

10月の旬・雑穀編

島豆腐の材料「島大豆」

島大豆の旬:9~10月
かつては島豆腐にも沖縄産の大豆が使用されていましたが、現在はほとんど作られていません

島大豆は、沖縄では戦前まで広く生産され、島豆腐やみそづくりなどに使われていました。しかしながら、現在では一部家庭用に作っているところがある程度で、ほとんど作られていません。

沖縄には「下大豆(うつまみ)」という在来種の大豆があったことが18世紀につづられた農業の指導書「八重山嶋農務帳」に記されています。一般的な大豆と比べてかなり小ぶりな大豆で、八重山地方などで栽培されているところもあるようですが、ほとんど出回ることはありません。

関連記事:沖縄県民の食卓に欠かせない「島豆腐」の魅力に迫る!

ふちゃぎ”作りに欠かせない「島小豆」

島小豆の旬:9~10月
旧暦の十五夜にお供えする沖縄の菓子「ふちゃぎ」

沖縄の小豆は黒小豆で、宮古島や久高島などのものが知られています。柔らかくて甘みがあり、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが多く含まれています。

生産地でもある宮古島では、お祝いごとの料理として、昆布などと合わせて煮物にします。また、旧暦の十五夜に供える縁起菓子「ふちゃぎ」作りには欠かせない材料で、魔よけの意味あいを持つ食べ物であるともいわれています。

10月の旬・魚編

養殖生産量が日本一の「クルマエビ」

クルマエビの旬:11~3月
網で焼いたクルマエビは、ビールのお供に最高!

沖縄県は養殖クルマエビの生産量が日本一。宜野座村や久米島などで生産されていて、冬場を中心に出荷されます。お歳暮などの贈答品としても人気がありますよ。生産地ではこの時期、イベントなどを開催することもありますので、気になる人はチェックしてみてください。

沖縄のクルマエビをお取り寄せした場合、生きたクルマエビなら早めに、また、おがくずの中に入っている場合はそのまま冷蔵庫へ。冷凍する場合はおがくずを洗い落とし、ラップでくるみます。

甘みがあり、プリプリとした食感の沖縄のクルマエビは、塩焼きや天ぷらにしてビールと一緒にどうぞ!

海の上を滑空する「トビイカ」

トビイカの旬:8~10月
一夜干ししたトビイカは、少しあぶってお酒のアテに

沖縄で「ヒンガーイカ」と呼ばれるトビイカ。その名の通り、危険が迫ると水を噴射して海の上に飛び上がります。9~10月に盛漁期を迎え、その頃には大きさが40㎝ほどとなります。沖縄では奥武島(おうじま)のトビイカが有名で、盛漁期ともなると漁港にトビイカが大量に干されている様子を目にします。

一夜干しにしたトビイカは軽くあぶっただけで、最高のビールのあてになります! また、トビイカの身を内臓とイカ墨に漬け込んだ珍味もあり、こちらもビールと相性抜群です。

今回は「10月に食べたい!沖縄の旬の食材&おいしい食べ方」を紹介しました。暑さも落ち着き、沖縄でも朝晩はそろそろ秋を感じられるこの季節は、野菜や穀物、魚がおいしい季節でもあります。島の食材で作った料理とオリオンビールで、おうちご飯を楽しんでくださいね。

<参考文献>『沖縄食材図鑑』楽園計画、<参考サイト>琉球料理のきほん沖縄県車海老漁業協同組合くわっちーおきなわ

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