沖縄本島から30分でゆったり島時間。「伊江島」の絶景と特産品に出合う旅

沖縄本島北部ではおなじみの伊江島のシルエット

沖縄本島北部の本部半島から北西9km沖に位置する、周囲約22km、人口約4,500人の伊江島。「伊江島タッチュー」とも呼ばれる島の中央にそびえる城山(ぐすくやま)が目印で、沖縄美(ちゅ)ら海水族館や海洋博公園の周辺から、その姿を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

自然豊かで、のんびりとした島時間を過ごせる伊江島/©OCVB

青い海に囲まれた伊江島は、北側には約60kmにおよぶ絶壁が続き、東側や西側には真っ白な砂浜のビーチ、島内にはサトウキビや島らっきょう、小麦・大麦などの畑が点在。離島ならではののんびりとした雰囲気や自然の風景を目の当たりにできる島です。

伊江島へのアクセス|日帰りでも楽しめる伊江島

沖縄本島からフェリーで30分とアクセス良好!

本部港からカーフェリーが通常1日4便就航し(新型コロナウイルスや悪天候等により欠航や乗船定員変更の場合あり)、片道約30分と手軽に訪れることができる伊江島は、日帰りできる島としても人気です。

島には観光タクシーや観光バス(要予約)があるほか、レンタカーやレンタサイクルなどの交通手段が用意されています。また、カーフェリーに、マイカーや自分のバイク、自転車などを積んで島を巡るのもおすすめです(要予約)。

絶景ポイントから植物園まで、伊江島の観光スポット5選

島のあちこちにシャッターを切りたくなる絶景スポットが…(画像は城山の頂上付近)

伊江島には、100万輪のユリが咲く公園、島を一望できる展望台、白い砂浜と青い海のコントラストが美しいビーチなど、写真に収めたくなるスポットが盛りだくさん。ここでは、初めての伊江島旅行の際に足を運んでほしい5つの見どころを厳選して紹介します。

城山(伊江島タッチュー)

手軽な登山を楽しめる伊江島の人気ポット

島のシンボルでもあり、「伊江島タッチュー」の愛称で島の人々や観光客に親しまれている標高172mの城山(ぐすくやま)。烏帽子(えぼし)のような特徴的な姿は海上からよく見えるため、古くから周辺を航海する船の船員たちの目印とされていたそうです。

頂上からの眺めは最高! 伊江島を訪れたからには見てほしい風景の一つです

城山は階段を使い15~20分ほどで登ることができ、頂上からは360度のパノラマビューが楽しめます。島全体はもちろんのこと、沖縄本島、周辺の離島までを見渡せる景色は圧巻です。

湧出(ワジ、ワジー)

穏やかなビーチとは違ったダイナミックな海の表情を見ることができます

60mの断崖絶壁が連なり、崖下の波打ち際から真水が湧き出る湧出(ワジー)。かつては島の重要な水源とされ、人気の伊江島土産「イエソーダ」はこの水を使用しています。

湧水は現在も飲用水として利用されています

断崖の上にある展望台からは、紺碧の海と水平線が一望でき、荒々しい岩肌に高波が打ち寄せるダイナミックな景観は迫力満点です!

リリーフィールド公園

真っ白なテッポウユリが園内を埋め尽くします/©OCVB

島の北側の美しい海岸に面した、敷地面積約2万6,000坪を誇る広大な公園。1年を通してピクニックや散策を楽しめるのはもちろん、例年4月後半~5月前半に開催される「伊江島ゆり祭り」は一番の見どころです。(2021年は中止)

「伊江島ゆり祭り」では珍しい品種からカラフルな品種まで世界のユリが大集合/©OCVB

伊江村の村花として親しまれている純白のテッポウユリをはじめ、世界中から集まった約100品種のユリが咲き誇り、園内が甘く濃厚な香りに包まれます。期間中はライトアップや花火大会などのイベントも行われ、2~3万人の観光客が来島します。

※イベントの開催状況は各イベントの公式サイト等をご確認ください

ニャティヤ洞

島内至る所に戦争の爪痕が

別名「千人洞(センニンガマ)」とも呼ばれる洞窟「ニャティヤ洞」は、海上からだと大きな岩に囲まれ死角になるため、戦争中には防空壕として多くの住民を守りました。

持ち上げた力石が重ければ男の子、軽ければ女の子を授かると言い伝えられています

内部には子宝に恵まれない女性が持ち上げると願いがかなうといわれる「力石(ビジル石)」があり、遠方からも参拝客が訪れます。

※島の拝所(聖域)のためキャンプ等は禁止されています。見学・参拝の際はマナーを守りましょう

伊江ビーチ

離島ならではの真っ青な海が目の前に広がります

エメラルドグリーンの海と美しい白砂が1kmにわたって続くビーチ。トイレ、シャワー(有料)、売店、屋根付きの休憩所などが備わり、シーズン中はクラゲ防止ネットを設置、監視員も常駐していますので安心して海水浴を楽しめます。

海水浴、キャンプ、スポーツと一度に楽しめるぜいたくなビーチ

また、海岸に沿ったモクマオウ林の中にはキャンプ場があり、海水浴とキャンプを併せて楽しめるのもポイント。他にもビーチバレーコート、アスレチック広場、野球場などスポーツ施設も充実しています。

伊江島のお土産はこれに決まり! おすすめ特産品5選

IeRum Santa Maria(イエラム サンタマリア)

伊江島蒸留所が製造する「IeRum Santa Maria(イエラム サンタマリア)」

伊江島産の上質なサトウキビを使ったラム酒「IeRum Santa Maria(イエラム サンタマリア)」。オーク樽でじっくりと熟成させた「ゴールド(写真左)」はふくよかな樽香が特長なのでロックやソーダ割りにおすすめ。

ステンレス樽で寝かせ、すっきり研ぎ澄まされた味わいの「クリスタル(写真右)」は、モヒート、ダイキリ、ティポンシュなどのラムカクテルでどうぞ。

イエソーダ

伊江島産素材をふんだんに使用した「イエソーダ」

「好きだって、言えそうだ(イエソーダ)」と告白の後押しをしてくれる“告白飲料”として開発された「イエソーダ」。素材にこだわった地サイダーで、「湧出(わじー)」の湧き水をベースに、黒糖、ドラゴンフルーツ、紫芋、海水塩など伊江島の特産品を使用しています。

世界的にも珍しい黒糖入りの「ブラックケーンコーラ」、恋愛(告白)専用の「ピンクドラゴン」などラインナップは4種類。ぜひ飲み比べてみてください。

島らっきょう

2013年には「島らっきょうの里」を宣言している伊江島

漬け物や炒め物、天ぷらなどにして食される「島らっきょう」。程よい辛味と豊かな香り、シャキシャキとした歯ごたえがクセになると、沖縄県外にもファンがいる島野菜の一つですが、その生産量の約8割は伊江島産であること、ご存じでしたか?

伊江島の土壌は水はけが良く、島らっきょうの栽培に最適で県内一の生産量を誇ります。収穫時期の1~6月頃にはフェリー待合所内の「伊江島物産センター」をはじめ、島内のスーパーなどにとれたての「島らっきょう」が並びますので、見掛けた際は要チェック! 

ケックン

伊江島産小麦の全粒粉を配合した生地を薄く延ばし、米油でカラっと揚げた「ケックン」。黒糖シナモン、塩、スパイシーの3種類のフレーバーは、子供のおやつにも、大人のおつまみにもぴったり。小麦の豊かな香りとサクサク食感が特長のチップスで、食べ始めると止まらなくなるおいしさです。

伊江島おっかー自慢のイカ墨じゅーしぃの素

イカ墨のパスタやピラフ、リゾットなどにも使える万能アイテム

伊江漁業協同組合と沖縄ハム総合食品株式会社が共同開発した、沖縄風炊き込みご飯(じゅーしぃ)の素。沖縄県内で水揚げされたイカを使用し、お米と一緒に炊くだけで簡単に「イカ墨じゅーしぃ」が作れます。イカ墨のコクと磯の香りが楽しめ、イカ墨好きにはたまらないアイテムです。

「ザ・ドラフト」のおいしさの秘密は伊江島産大麦にあり!

オリオンビールの看板商品「ザ・ドラフト」には、伊江島の豊かな土壌で育まれた伊江島産大麦を使用しています。
「ザ・ドラフト」の澄んだ麦のうまみを堪能しながら、伊江島の美しい景色に思いを馳せてみませんか?

参考サイト:沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語伊江村公式ホームページ沖縄離島専門の観光情報サイト・リトハク

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