心も身体もポッカポカ！沖縄版冬のあったかグルメ8選

冬真っただ中。沖縄の冬も寒いんです！というと本土の人に笑われちゃうかもしれないですが、南国沖縄でも年末年始は肌寒く、あったかグルメがハマる時期です。

昔から伝わる郷土料理から普段の食卓に並ぶおなじみ料理まで、沖縄独自のあったかグルメを紹介。心身共に温まりましょう。

おばぁ直伝の郷土料理「中身汁」

お正月やお祝いの席には必ずといっていいほど出てくる沖縄独自の郷土料理です。“中身汁”とは沖縄風味のモツの汁物で、豚の内臓である大腸、小腸、胃を具とするお吸い物です。

何度も洗って独特の臭みは抜かれているので、お吸い物としてあっさりとして食べやすく、各家庭でおばぁの直伝料理として受け継がれています。

関連レシピ：「中身汁」沖縄のお祝いの席に欠かせない澄まし汁

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クセになる味・ヒージャー「山羊汁」

独特の香りを消すため臭い消しでヨモギを入れたり、ショウガを入れたりすることが多いです

沖縄の方言でヤギは「ヒージャー」と呼ばれ、別名「ヒージャー汁」として親しまれています。沖縄そばほど手軽ではないので店舗数は限られますが、山羊汁専門店も県内各地にあります。

中身汁同様に、新築祝い、開店祝いなどの祝いごとに振る舞われます。たっぷりのヨモギが入った器の中に、あつあつの山羊汁を注ぐと、湯気の中からの漂う香りが食欲をそそります。レトルトパックも販売されているので、本土に発送も可能です。

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沖縄では主役級のパワーフード「みそ汁」

通常、食卓ではみそ汁は脇役的な存在ですが、沖縄の定食店では「みそ汁」は堂々とした主役メニューです。具材が盛りだくさんで、根菜中心の野菜、島豆腐、豚肉（ポークランチョンミートの場合もあり）、コンブなどで、場合によってはレタスものっています。家庭でも簡単に作ることができるのがうれしいポイントで、卵も投入されるなどかなりボリューミーなみそ汁も。沖縄みそ汁は具だくさん、栄養満点、お腹いっぱいのパワーフードなのです。

冬の定番だけど沖縄らしい「おでん」

沖縄のスナックではレトロな看板の横に「おでん」とのぼりが立っていることがあり、寒い日にはふらりと立ち寄りたくなります。沖縄のおでんは「てびち」と呼ばれる豚足がメインで、大根、ゆで卵、コンブ、ちくわなどが入り、お酒とほどよくマッチング。日本全国共通の冬の定番メニューです。

関連記事：「沖縄おでん」寒い冬はもちろん、一年中食されるご当地グルメ

ド定番のソウルフード「沖縄そば」

“ビッグボス”こと新庄剛志監督が沖縄キャンプ入りした際に「速攻沖縄そば食べに行こう」とSNSで発信したことでも話題になりました。沖縄そばは島を代表する“定番ソウルフード”です。スープは豚骨ベースとかつおだしベースがあり、麺はちぢれ麺、丸麺、平麺と地域によって特徴があるので、食べ比べも楽しめます。製麺所も県内各地にあり、大晦日の年越しそばとして家庭で食べるのも一般的です。

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関連記事：沖縄県民のソウルフード「沖縄そば」を深掘り！

お歯黒注意のやみつきスープ「イカ墨汁」

真っ黒いスープを初めて見た時はインパクトが強過ぎて衝撃が走るかもしれませんが、いざ口にすると、コクがあってまろやか。なんだかホッとする味です。調理方法はシンプルで、豚肉や白イカなどをかつおだしで煮込み、葉野菜を加えて黒墨を最後に混ぜるだけ。食べた後に笑うとお歯黒になっちゃうので気をつけてね！　イカスミパスタやイカスミパンも絶品です。

関連レシピ：真っ黒な汁がインパクト大！ひと味違うコク深さ「イカスミ汁」

ダシ骨を食べる「骨汁」

沖縄本島の中部地区でよく食べられる骨汁。沖縄そばのダシを取るために使われたダシ骨を、スープと野菜で煮込んだ一品。骨の周りに付いてるお肉は、お箸でもホロホロと取れる。ちょっと行儀が悪いですが、骨をそのまましゃぶりつくのもおいしい食べ方の一つ。大きな丼に山盛りで提供される店が多いので、その光景は圧巻です。