照りつけるような日差しが続く夏の暑さが終わり、沖縄もようやく秋の気配が感じられるようになりました。年間を通して温暖な気候の沖縄ですが、特に11月~3月にかけては、キャンプを楽しむのにぴったりのシーズン! 真冬でもアウトドアライフを満喫できるのは、沖縄キャンプの醍醐味かもしれません。
そこで今回は、秋冬のキャンプに持っていきたいおすすめグッズをピックアップ! 沖縄の老舗アウトドアショップ「NEOS(ネオス)」の徳里豪隼さんに、お役立ちグッズを教えてもらいました。
沖縄でキャンプをしたい! 気になる秋冬の気候は?
沖縄は真冬でも気温が10℃を下回ることが少なく、雪も降らないので、秋冬はアウトドアを楽しむのにぴったりの環境。国内のほかの地域と比べて、朝晩の気温差が小さいのも野外で過ごしやすいポイントです。
とはいえ、沖縄の冬は何といっても「風」が大敵。強い北風の影響で実際の気温よりも体感温度がぐっと低く感じられるので、アウトドアではウインドブレーカーなどの風を通しにくいアイテムが欠かせません。「オリオンストーリー」でも、沖縄の寒さについて以前に紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね。
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キャンプの醍醐味・焚火にビール!まずは自分にぴったりの「焚き火台」を探そう
「キャンプシーン」で思い浮かべる風景といえば、バーベキューや釣り…そして焚き火! 家族や友人と炎を囲んで、ビール片手に過ごすひとときは、何ともいえないぜいたくな時間ですよね。
そんな秋冬のキャンプに、ぜひ持っていきたいのが焚き火台。ゆらめく炎で暖をとったり、豪快なキャンプ飯を作ったりと、活用次第でキャンプの幅がぐんと広がります。ファミリーからソロまで、用途に応じて自分にぴったりの焚き火台を探してみましょう。
■初心者におすすめの焚き火台
焚き火台を使うのは初めて、という人にも扱いやすい「ファイアーディスク」。脚は折りたたみ式になっていて組み立てが不要。使用時は直径約45×高さ23cm、耐荷量約30kgで、ダッチオーブンの使用もOK!の優れものです。そして、魚やお肉などを型崩れせずに焼けるのが「グリルバスケットクッカー」。持ち手部分は取り外しが可能です。
■持ち運びもラクラク! チタン製のコンパクトな一品
写真左の焚き火台は、TOAKS(トークス)の「チタン製ストーブ 焚き火台」。軽くてスリムな上、組み立てが簡単で、使わない時はスタッキングできるのもポイント。収納すると手のひらサイズになり、コンパクトで持ち運びも楽々です。
ベルモント「焚き火台 TABI」(同左奥)もチタン製で軽量の焚き火台。料理もしやすく、側板を外して少し長めの薪を入れることもできるのがgood!
UCO「フラットパックグリル」(同右)は30秒ほどでさっと組み立て可能な焚き火台。さびにくいステンレス製でメンテナンスがしやすく、収納すると厚さ約3.5cmに収まるので、キャンプツーリングなどにもかさばらないのがうれしいですね。
炭の着火に百人力のアイテム
そして、キャンプ飯の王道ともいえるバーベキューに欠かせないのが「炭」。でも、炭への着火にすごく時間がかかってしまって…という人も多いですよね。
定番のCAPTAIN STAG「大型火消しつぼ・火起こし器セット」。炭への着火が簡単なのはもちろん、使用後の炭を火消しつぼに入れると、水かけ不要で消火することができます。消火した炭は再利用も可能なので、エコの観点からも◎。よくバーベキューをする人には活用度が高いグッズです。
焚き火台などを使う時は熱で地面を傷めてしまうことがあるので、焚き火台用のプロテクトシートなどを敷くと安心です。ルールやマナーを守って、万全の準備で焚き火台を使いこなしましょう!
焚き火の火おこしに役立つファイヤースターター
せっかく焚き火を楽しむなら、火おこしにもチャレンジしてみたいところ。そこで役立つのが、燃料を使うことなく、天候にも左右されずに着火できる「ファイヤースターター」です。
LIGHT MY FIRE「ファイヤースチールスカウト BIO」は「ロッド」と呼ばれるマグネシウム合金製の棒と、火打ち石の役割をする金属製の「ストライカー」がセットになったグッズ。ストライカーのつまみ部分には笛の機能が付いていて、非常時に役立ちそう。キーホルダーのような見た目とカラーリングもおしゃれ!
火おこしにも使えるアウトドアナイフ
スウェーデンの工具メーカー・Hultafors(ハルタホース)の「アウトドアナイフOK4」(写真左)は、バトニング(ナイフでの薪割り)やフェザースティック作り(鳥の羽根のように毛羽立たせて火が着きやすい状態に加工すること)の両方を行えるシースナイフ。ナイフの背の部分に「ファイアスチールFS」(写真右)をこすり付けて火をおこせるようになっています。
ブッシュクラフト スターティングセット「火おこしセット/ルーキー」は薪、ナイフ、ファイヤースターター、ファイヤーキャンディー(着火剤)、ティンダーウッドなどがセットになったボックス。各道具の説明書も入っているので、ビギナーの火おこしの練習にもぴったりです。
薪や枝は、水分を多く含んでいると燃やす時に火がはねたり、煙が多く出たりすることがあるそう。薪は地面に直接置かないようにするか、焚き火の近くに置いて温めるとよいでしょう。落ちている枝を拾って使うなら、パキッと簡単に折れる乾燥した枝を選びましょう。
その他のお役立ちグッズもチェック!
ブッシュクラフト「モダンスカンジ・アロカス」はキャンプグッズの機能性にポップな色合いをプラスしたナイフ。適度な凹凸があるラバーグリップで、手が濡れていても滑りにくい作りに。同ブランドのメタルマッチのストライカーとしても使えるので、火おこしにも役立ちます。
キャンプ気分を盛り上げる、シンプルでかっこいい小物にも注目! ほっとひと息つきたい時に欠かせないsnow peakのマグ「チタンシングルマグ 450」(写真左奥)と、茶こし付きでコーヒーやお茶の煮だしに最適な超薄型のベルモントのケトル「ファイヤースクエアケトル1.6L」(同右奥)はセットで使いたい一品。
また、軽量なベルモントの火ばさみ「UL hibasami」(同中央)、折りたたみ式のブッシュクラフトの「ファイヤーブラスター」(同手前、ケース含む)もスタイリッシュなデザインとなっています。
おすすめの秋冬キャンプグッズを教えてくれたのは…
アウトドアショップNEOSのスタッフ・徳里豪隼さん
仕事とプライベートを合わせて、年間で60泊ほどキャンプをしている徳里さん。プライベートのキャンプではお気に入りのタンブラーとクーラーボックス、キンキンに冷えたオリオンビールが欠かせないと目を細めます。
NEOSでは、焚き火人気でナイフや薪の売れ行きが好調だそう。刃物と火は両方ともキャンプですごく便利なものですが、一方で使い方を誤れば命に関わるものでもあります。「焚き火台を使っていても熱が地面にいってしまうこと、炭が自然に分解されないことなど、知っているようで知らない焚き火のマナーや、火や刃物の取り扱い方について知識を深めることが大切」と語る徳里さん。その上で「環境に配慮した安全で楽しい焚き火ライフを送ってくださいね」と話してくれました。
参考サイト:焚き火マナーについて – CAMP-O 協同組合 / キャンプ沖縄事業協同組合 – “ 自然と、自在になろう” (campo.ooo)
アウトドアショップNEOSは登山、カヤック、キャンプ、自転車など幅広くアイテムをそろえている沖縄県のアウトドア専門店。沖縄県初のトータルアウトドアショップとして、2002年7月、浦添市牧港にオープンしました。NEOSのウェブサイトはこちら
沖縄での秋冬キャンプにぴったりの、おすすめ「アウトドアグッズ」はいかがだったでしょうか。沖縄の自然やアクティビティーを満喫するのはもちろん、熱々のキャンプ飯をほおばりながら味わう、冬のオリオンビールもまた格別♪ とっておきの時間を体験してくださいね! 次回もお楽しみに!
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